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2001 イギリス
コムストック
THE HOLE
ストーリー  行方不明になっていたプレイボーン学園の高校生4人の内リズが生還した。フィリッパ医師が彼女から真相を聞き出すものの、犯人であると思われていたマーティンの証言が食い違う。。。
監督 ニック・ハム
出演 ソーラ・バーチ デズモンド・ハリントン ローレンス・フォックス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  よく出来たサイコホラーだ。リズ、フランキー、マイク、ジェフそれにマーティンと、人間関係の設定も秀逸。二転三転するストーリーとまではいかなくても、心裡の奥まで見せてくれる意外な展開も楽しめる。これもソーラ・バーチの怪演の賜物であり、時折見せる横目使いがリンダ・ブレアーを思い起こさせるくらい悪魔にとりつかれた雰囲気を醸し出す。しかし、プロットに問題があり、緊張感、人間の極限状態の描写がイマイチだ。脚本を巧く作ればもっといいサイコホラーになるだろう。
 キーラ・ナイトレイがちらりと見せてくれるサービスも。。。
(2004.6)

穴/HOLES 2003 アメリカ
劇場未公開
HOLES
ストーリー  スター選手の靴を盗んだ罪で更正施設に入れられたスタンリー。そこでは人格形成という名目でひたすら穴を掘らされる変わった所。先祖代々続く呪いのためだと諦めていた彼だが、少年ゼロと仲良くなって秘密が解き明かされていく・・・
監督 アンドリュー・デイヴィス
出演 シガニー・ウィーバー ジョン・ヴォイト シア・ラブーフ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ディズニー映画で日本劇場未公開。前半は、施設の少年たちがひたすら穴を掘り、Mr.サー(ヴォイト)という教官に従っている。途中何度も挿入される、スタンリーのひいひいじいさんの話とキッシング・ケイトという20世紀初頭の女銀行強盗の物語。正直言って、目的が不明で退屈だった。シガニー・ウィーバーが登場してからは、先祖の謎が絡んでいると想像でき、興味はわくものの展開がおとなしすぎる。
 ゼロが脱走してからは、スタンリーと先祖の繋がり、靴の匂いを消す発明など劇的に展開されるが、ファミリー映画の域を出ないため評価が上がらない。「桃とタマネギ」が臭いを消すのに最適だということがわかった。

2003年放送映画批評家協会賞ファミリー映画賞
2004年MTVムービーアワード ブレイクスルー演技賞(ラブーフ)ノミネート
(2005.4)

アナザー・カントリー 1983 イギリス
ヘラルド・エース
ANOTHER COUNTRY
ストーリー  30年代の英国パブリックスクール。独学で「資本論」を読むジャドに感化されて共産主義へと傾倒する。
監督 マレク・カニエフスカ
出演 ルパート・エヴェレット コリン・ファース ルパート・ウェンライト
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  学校の背景・制度がさっぱりわからない。ほとんど教師・授業などが登場しないからかもしれないなぁ。 それにしても、寮長・幹事など学生内の役職をスターリン主義に当てはめて考えたり、全てが世の中の縮図のような捉え方。軍隊が学内で徴兵していくという現実があるからだと思いますけどね。
 ホモ・セクシャルな場面がもっとあるかと思っていたのに、それほどでもなかったようだ。映像では、ホモ疑惑で鞭打ちの刑を・・・ってのは痛そうだった。しかし、共産主義者と同性愛者を排除って・・・

1984年カンヌ国際映画祭芸術貢献賞
1984年英国アカデミー賞脚色賞ノミネート
(2005.1)

アナザヘヴン 2000 日本
松竹
ストーリー  殺した後脳みそをシチューで煮込むといった猟奇殺人事件が続発していた。やがて失踪した女子大生が容疑者となるが、現場で謎の死を遂げ、彼女の脳みそもまた無くなっていた。。。
監督 飯田譲治
出演 江口洋介 市川美和子 原田芳雄
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  シチューの売れ行きが悪くなりそうな・・・そんなホラーの予感がしたのに、途中からは笑える作品になってしまった。やはり江口と柏原のキスシーンのせいだろうか。柄本明につられて原田もお笑いキャラにするなど、かなり確信犯的なところも見受けられるのだが、一つゝのシーンはいい撮り方もあるのに残念だ。
 後半は警察署内の葛藤は面白いものの、ラストのラブシーンのせいでホラーなのか恋愛ものなのかがさっぱりわからなくしている。節操がないってことですね、このごった煮状態は・・・
(2004.3)

あなたが寝てる間に・・・ 1995 アメリカ
ブエナビスタ
WHILE YOU WERE SLEEPING
ストーリー シカゴの駅の改札口で働くルーシー。憧れであったピーターが線路に落ちて危機一髪だったところを助け、彼が昏睡状態になった時にフィアンセということになってしまう。。。
監督 ジョン・タートルトーブ
出演 サンドラ・ブロック ビル・プルマン ピーター・ギャラガー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  「予期せぬ人生こそが人生」という父の教訓がすべてを表現している。
 途中、弟のジャックと仲良くなることからラストの予想がついてしまう。しかし、家族愛がこの物語を暖かく包んでくれて、ストーリーはどうでもよくなったきた。
 昏睡から覚めたピーターの演技もいい。全体的にコメディタッチではあるが、彼が一番面白かった。
(2004.1)

あなたのために 2000 アメリカ
FOX
WHERE THE HEART IS
ストーリー  17歳のノヴァリーは恋人と駆け落ちするが、途中立ち寄ったスーパーマーケットで置き去りにされてしまう。スーパーで無事出産した彼女は、病院に訪れた実の母親にも金を騙し取られてしまう・・・
監督 マット・ウィリアムズ
出演 ナタリー・ポートマン アシュレイ・ジャド ストッカード・チャニング
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  このWAL-MARTってスーパーは警備がなってないですね。。。ずっと住む事もできるし、子供まで産めるんだから。。竜巻の被害に遭っても再建できないし(保険にも入ってない?)。
 しかし、このストーリーって、恋人や肉親の愛がいかに薄っぺらだということを感じます。近くの他人が一番暖かみがあることを訴えてるような。そして騙されやすい女性二人。
 全体を通して、ノヴァリーにとっての不吉な数字“5”とその裏側の幸運がつきまとっているのだが、災いの対象に一貫性も無く、彼女を捨てた男の描写も中途半端だ。それよりも、皆軽すぎるため感情移入ができない(フォーにーを除いて)映画だ。最後も納得いかない。
(2004.1)

アナとオットー 1998 スペイン
ポニーキャニオン
LOS AMANTES DEL CIRCULO POLAR
ストーリー  両親が離婚した少年オットーと、父を自動車事故で亡くした少女アナ。サッカーボールと紙飛行機が縁で、偶然森の中で出会う。やがて、二人の親アルバロとオルガが結婚して彼らは義姉弟となった。。。
監督 フリオ・メデム
出演 ナイワ・ニムリ フェレ・マルティネス サラ・バリエンテ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  時計を逆に進めたいアナと、人生の大事な輪のどこかが欠如していたオットー。ANAとOTTOという回文を名前に持つ二人がそれぞれの視点で進むストーリーがメインだ。
 「偶然の連続」というアナの視点は面白く、父の死、オットーとの出会い、OTTOの名前の由来や二人のアルバロと母の出会いという偶然。そして、人生最大の偶然を求めるために北極圏の境界線のあるフィンランドの小屋を目指す。一方、オットーは人生の不完全な輪を繋げるため「偶然」を創り出そうとするのだ。
 「回文の名前を持つものは幸せになれる」、「燃料が切れた時は死ぬ時だよ」と印象的な言葉も多く、赤いバスにぶつかりそうになるデジャブの映像、祖父とドイツ軍パイロットの話を基本に「偶然」というものは何なのだろうと考えさせられるのだ。この映画の編集・構成自体がそうした輪廻転生の雰囲気を演出していて、ストーリーにある「生まれ変わり」というものに重みを増していた。さらに、幸せな偶然ばかりではなく、不幸な偶然も数多く経験しているところに、単なる恋愛映画ではない!と、うならせる脚本になっているのだ。
 細かく観ると、ここまでやるか!と思わせるほどのこだわりがある。小年時代のオットーは父の職業を知らなくて、大人になったオットーは父にパイロットになったことも住所さえ知らせなかったり、重要な場面でのタバコや新聞という細かな描写も面白い。こうして、人生の輪の表と裏がメビウスの輪のように繰り返され、最後のオットーの決断では、真ん中で二つに切り取ると繋がってしまうことを表現してるのではないかと疑ってしまうくらいだ。
 唯一わからなかったのは、少年オットーが飛ばした紙飛行機に書かれていた言葉は何だったのか?ということです。それと、アナの生徒が書いた文章も。。。どちらも少年が書く文なのに、深いテーマなんでしょうね。「待ちわびた偶然よ」なのかな?
(2004.8)

アナトミー 2000 ドイツ
SPE
ANATOMIE
ストーリー  大学で優秀な成績を収めたバウラは解剖学で有名な大学へと進み医学博士の道を選ぶ。知り合ったばかりの狭心症の青年と知り合うが、彼が解剖の対象となっていた。。。
監督 ステファン・ルツォヴィツキー
出演 フランカ・ポテンテ セバスチャン・ブログベルグ ベンノ・フユルマン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★★
コメント  バカっぽいセクシー医学生グレーチェルが面白い。でも、こういう娘は大概殺されちゃうんだよな〜と注目していた。何とIQがすごいではないですか(笑)
 途中まではサスペンスタッチで面白かった。AAAという秘密結社なんて発想は731部隊辺りから持って来てるんだろうけど、医学に役立てるというより標本作りの勉強みたいな感じだったので笑うしかなかった。生きながら自分の解剖シーンを見るなんて発想はすごいんだから、もっと徹底して恐怖を追ってほしかった。
(2004.3)

アナトミー2 2003 ドイツ
劇場未公開
ANATOMIE 2
ストーリー  難病の弟を治療するため医学の道を選んだ青年ヨアヒムは、ラルース教授も所属する名門医大でインターンを務めることになった。そんなある日、彼は憧れのラルース教授からスカウトされて・・・
監督 ステファン・ルツォヴィツキー
出演 フランカ・ポテンテ バーナビー・メッチェラート ハイケ・マカッシュ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  人工筋肉を研究する高名な医学博士ラルース教授のレセプションパーティで、教授の門下生が自らの肉体を切り裂いて自殺する事件が起きた。いきなりショッキングな映像!痛くないと叫びながら参加者はパニックに。
 監督は前作に引き続き、『ヒトラーの贋札』のルツォヴィツキー。内容がえらく違うのには驚きだが、秘密結社をナチスの残党として扱ってるので社会派と言えるのかもしれない・・・
 人工筋肉を埋め込む医学の倫理に反する研究。AAAのメンバーはそれぞれ自分にも人口筋肉を埋め込んでいて、皆異常者の雰囲気・・・まるで自虐的『サイボーグ009』。
 拒絶反応や副作用、治験者はなんらかの麻薬を使ってる。そして、内部の裏切りの問題。ここでは前作のフランカ・ポテンテも出ている。前作のようなホラー蜀は全くなくなり、社会派サスペンスとも思える作品。弟を治したい信念と医者の倫理など問題は山積みだ。そして抜け出せない組織・・・病院に訪ねてきてくれた弟とともに脱走することを決意するヨアヒムだった。
 脱出のためのユニークな行動も緊迫感あったけど、クライマックスでは「弟を殺すぞ!」と脅かされて・・・捕まったら、アナトミーじゃなくロボトミー手術・・・こわっ・・・
(2008.12)

アナライズ・ミー 1999 アメリカ 
日本ヘラルド映画
ANALYZE THIS
ストーリー  ニューヨークマフィアのボス、ポールは原因不明の息が苦しくなる病気に悩まされていた。手下や他のマフィアにばれないように精神科医ベンの元を訪れる。。。
監督 ハロルド・ライミス
出演 ロバート・デ・ニーロ ビリー・クリスタル リサ・クドロー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  自ら『ゴッドファーザー』をパロディにした場面もあり、マフィアへの風刺をも描いた痛快なコメディ。かなり笑える部分があるのだが、チグハグなところも多い。どちらかというとフランスのコメディ映画のテンポに似てるような。。。しかし私は、真顔の演技で笑いをとる俳優さんたちは大好きです。やはりビリー・クリスタルが最高かなぁ。ジョー・ヴィテレリ演ずるジェリーもしゃべらないが面白い。
 終わってみても、こういう映画ならもっと笑いをとる場面をいっぱい作って欲しいと不満が残った(終盤のマフィアの会合でのスピーチは面白い)。アクションにも徹してないし。。。

1999年ゴールデングローブ賞作品賞、男優賞ノミネート
(2004.1)

アナライズ・ユー 2002 アメリカ
ワーナー
ANALYZE THAT
ストーリー  服役中のポールは何者かに狙われ、落ち着きがなくなっていた。父の葬儀中であるベンにも電話するが素っ気無くされたため、奇異な行動を繰り返すことに。。。そしてFBIはマフィアの抗争を利用して相討ちにて壊滅を謀ろうとする。
監督 ハロルド・ライミス
出演 ロバート・デ・ニーロ ビリー・クリスタル ジョー・ヴィテレッリ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  前作よりは小ネタで勝負しているような感じがした。最初の仮出所するまでのコンビは最高だったのですが、外に出てからはいきなりテンションが下がります。それでも『ウエストサイド・ストーリー』ネタは最高でした。やはりロバちゃんはいい!
(2004.10)

アニバーサリーの夜に 2001 アメリカ
ギャガ
THE ANNIVERSARY PARTY
ストーリー  別居生活を終え、6回目の結婚記念日を迎えた小説家ジョーと女優のサリー。2人の記念日に様々な人が集まってくる。監督をすることになったジョーは主演女優にスカイを決めていたが・・・
監督 アラン・カミング ジェニファー・ジェイソン・リー
出演 アラン・カミング ジェニファー・J・リー グウィネス・パルトロー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  セレブというより、ごく普通の人々のパーティといった雰囲気。小説家ジョーが書いた小説が薬物中毒になった女性の物語で、サリーをモデルにしたものだった。それを演じる予定のスカイ(パルトロー)は結婚記念日のプレゼントに幻覚剤を手渡し、みんなでラリる。
 前半90分のパーティは前振りに過ぎず、勝手に堕胎したサリーを責めるジョーの迫真の演技。プールの中でのライリーの演技。そして、俳優を何人知ってるかと遊び感覚で観るべきなのか・・・終盤30分だけしか見なくてもいいかも・・・そしてシュールな終わり方。ぷぷぷ

2001年インディペンデント・スピリット賞助演男優賞(ジョン・C・ライリー)、新人監督賞、新人脚本賞ノミネート
(2005.4)

アニー・ホール 1975 アメリカ
UA
ANNIE HALL
ストーリー  コメディアン、アルビーは知り合った美女アニーと意気投合して同棲を始める。
監督 ウディ・アレン
出演 ウディ・アレン ダイアン・キートン トニー・ロバーツ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  ウディ・アレンの映画は評価するのが難しい。この映画では突然観客に問い掛けるシーンや会話以外に心の声が字幕で出てきたりと、かなり実験的であり、それも評価されて賞を獲っているようだ。公開当時に観ていれば、多分感動もできたであろうが、ウディ・アレンの他作品に同じパターンの自虐的独白があったりして、結局はこの映画が原点になっているのだなと感じ、今観ると新鮮さがなかった。とにかく、ウディ・アレンの入門書のような映画だ。
 一番面白いのは子供時代のシーンだ。

1977年アカデミー賞作品賞、主演女優賞、監督賞、脚色賞
同主演男優賞
その他多数
(2004.3)

姉のいた夏、いない夏 2001 アメリカ
ギャガ
THE INVISIBLE CIRCUS
ストーリー  7年前にヨーロッパで自殺した姉フェイスの足取りを辿るため、1976年に妹フィービーは毎日送られてきた絵葉書をたよりに旅に出る。
監督 アダム・ブルックス
出演 ジョーダナ・ブリュースター クリストファー・エクルストン キャメロン・ディアス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★★ ★★ ★★
コメント  父親の死も要因となり、ベトナム戦争に対する市民権運動、ヨーロッパ赤軍と徐々に過激になっていく姉の行動の真実。しかし、姉の霊によって(?)絵葉書を川に捨ててしまうところから、真実を求める目的意識が薄れていく。この展開が俗っぽくで好きになれない。終盤には、ウルフと一緒に再びロードムービーとして無理矢理持っていき、何とか映画としての形を取り戻している。
 会話を聞いていると、キーワードとなる言葉が「faith」「fake」「fate」と韻を踏んでいるところが興味深い。しかし、芸術性を追求するあまりに、妹と姉の元恋人の関係が単なる性欲のみの関係にしか表現されてないことや、妹と母親の関係がおろそかになりすぎている。設定は面白いのだから、人間関係をしっかりと描かないといい映画にはなりませんね。
(2004.3)

あの頃ペニー・レインと 2000 アメリカ
SPE
ALMOST FAMOUS
ストーリー  1973年、15歳のウィリアムは伝説的なロック・ライターに認められてクリーム誌の仕事をもらった。取材でブラック・サバスの楽屋を訪れたとき、グルーピーの一人ペニー・レインに一目ぼれする。しかし彼女はバンドのラッセルの元ツアー恋人だった・・・
監督 キャメロン・クロウ
出演 ビリー・クラダップ フランシス・マクドーマンド ケイト・ハドソン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★★
コメント  サイモンとガーファンクルが麻薬常用者?その“アメリカ”がまずかかる。飛び級した割には自分の年がわからないウィリアムという設定も面白い。姉が置いていったレコードはツェッペリンやクリーム、フーetc.やがて記事が観とめられローリング・ストーン誌にスティール・ウォーターの記事掲載を依頼される。
 レコード会社がロックをダメにする!フィリップ・シーモア・ホフマンの台詞は正しかった。商業的には成功するかもしれないけど、ロック魂が失われてしまうからだ。
 ラストにはイキな計らいをするペニー・レイン。モロッコ行きの夢を現実に・・・清々しい終わり方だった。

2000年アカデミー賞脚本賞(キャメロン・クロウ)
同助演女優賞(マクドーマンド、ハドソン)、編集賞ノミネート
2000年ゴールデングローブ賞作品賞、助演女優賞
その他いろいろ
(2005.3)

あの子を探して 1999 中国
SPE
NOT ONE LESS  一個都不能少
ストーリー  カオ先生の代理でミンジは小学校の教師を1ヶ月間することになった。ミンジは13歳、生徒は28人。一ヶ月間誰一人退校しなければ50元もらえるという。
監督 チャン・イーモウ
出演 ウェイ・ミンジ チャン・ホエクー チャン・ジェンダ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  50元って現在の日本円でいくらなんだ?バス代が片道20.5元、少女が出稼ぎで一日2元。よくわからない通貨価値だ。この数字にからんで、教室みんなで計算するシーンが好きだ。思わず計算してしまったが、元の下の単位が角というのを初めて知った。
 こういう現実もあるんだということを認識させてくれる。中国って奥が深い。だけど、中国に限ったことじゃないだろうな、と考えさせてくれる。都会の生活に慣れ親しんだ人たちにとって僻地の生活・教育の実情なんて誰も知らないし、貧富の差なんてどこの国にだってある。日本はまだましな方なんだな。。。今のところ。

1999年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞(チャン・イーモウ)
(2004.1)













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