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花咲く港 1943 日本
松竹
ストーリー  島民から尊敬されている渡瀬先生の息子が父の故郷へやってくるという。村長、網元林田(東野)、野羽玉(笠)など村の有力者が丁寧に出迎えるが・・・
監督 木下恵介
出演 小沢栄太郎 上原謙 東野英治郎
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  九州のとある島。東京から世話になった人の息子がやってきた。しかし、続いてもう一人の息子がやってきたのだ。実は二人ともペテン師。かつてはこの島で造船所を作ろうとしていた人物の息子に成りすまして、再び造船所を作るために金を集めようとしていたのだ。
 島民たちのやさしい気持ちと太平洋戦争勃発。船を難なく造り始め、彼ら二人も罪の意識に苛まれるようになってきた。やがて、先生の隠し子がいることが発覚し・・・
 金儲けどころか、皆のために船を造りあげてしまうことになるという人情ものコメディではあるが、戦時中でもあるため、米軍を憎むような台詞を随所に入れざるを得なかったと思われるほど不自然さは残る。木下恵介デビュー作品として貴重な映画。
(2005.11)

花咲ける騎士道 2003 フランス
アスミック・エース
FANFAN LA TULIPE
ストーリー  ルイ15世統治下のフランス。自由恋愛を楽しむファンファンはリゾンの父親に捕まり、無理矢理結婚させられそうになったが、美女アドレアーヌと出会い「軍隊に入って王女と恋に落ちる」と予言される。
監督 ジェラール・クラヴジック 製作:リュック・ベッソン
出演 ヴァンサン・ペレーズ ペネロペ・クルス ディディエ・ブルドン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  戦争がゲームと化していた・・・この冒頭の戦争コメディが面白い。副官との戦いや、スパイとの追いかけっこなんかがアクションのメインになっていて、ストーリーはどうでもよくなってくる。軍隊に送りこむためのデタラメな占い師ペネロペ・クルスとファンファンの結末なんてのは見えているし・・・
 途中、兵士のラッパが“星条旗よ永遠なれ”を吹くところとか、脇のオトボケキャラ。そしてとぼけたルイ15世もよかった。オリジナル版(1952)も観てみたい。
(2005.5)

花とアリス 2004 日本
東宝
ストーリー  仲良しのハナとアリス。ハナが憧れる宮本。彼を追って写真を撮ったり、同じ落研に入部するハナ。ふとしたことから記憶喪失の嘘を教え、付き合うことになったが。。。
監督 岩井俊二
出演 鈴木杏 青井優 平泉成
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  『太陽の王子 ホルスの大冒険』が映画館で・・・これにはぐっとハートを掴まれた想いです。何故この映画を上映する映画館があるのかということも不思議だったが、とにかくこれだけで満足しました。他には、巨大なアトムの風船があったりと、岩井俊二監督の見てきたアニメがすぐにわかるほどのオマージュでした。アリスの父親の台詞、万年筆ネタや漢文の考察も岩井氏のウンチクなのでしょう。監督の人柄が映画に現われている印象も受けました。
 本作品はWEB配信したということでも評判になったくらいの画期的なもの。是非押さえておきたいところですね。どこのカットから観ても楽しめる組み立て式の映画という作り方であり、小ネタも満載。特にバレエシーンや写真展に感動です。

(2004.4)

HANA-BI 1997 日本
日本ヘラルド映画
ストーリー  元刑事の西は妻が不治の病、子供は死んだ。同僚の堀部は銃撃に遭い下半身不随。それ以前にも同僚が自分の身代わりで殺された経緯があった。
監督 北野武
出演 ビートたけし 岸本加代子 大杉漣
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★
コメント  どこがいいのかわからない。ヤクザに金を借りて、取り立てのチンピラにも負傷させるし、刑事時代にも狂暴ぶりを発揮。銀行強盗なんて考える主人公は、周りのことを考えないロクでもないやつなんだから、同情の余地なしです。
 終盤のたけしと岸本の演技はまぁまぁ見るべきところもあるが、それまでに感情移入できなかったものは置いてけぼりにされる。銃弾が2発撃たれたから、岸本加代子は撃たれたに違いないけど、たけしは自決したのかどうかが謎。大杉漣の描いていた絵に「自決」の文字があったので想像できるのだが・・・

1997年ヴェネチア国際映画祭金獅子賞
1997年ヨーロッパ映画賞インターナショナル映画賞
1998年日本アカデミー賞音楽賞
1998年ブルーリボン賞作品賞、主演男優賞、助演男優賞、監督賞
(2005.10)

花嫁の父 1950 アメリカ
MGM
FATHER OF THE BRIDE
ストーリー  ベン、トミーの息子と長女ケイの三人の父親スタンリーは、ケイの結婚相手が気がかりでしょうがない。しかし母親は結婚式のことしか頭にない。
監督 ヴィンセント・ミネリ
出演 スペンサー・トレイシー エリザベス・テイラー ジョーン・ベネット
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  娘を持つ父親の描写は古今東西を問わず似たようなものなのだろうか。内容はごく普通のファミリードラマなのだが、ユーモアたっぷりの独白のため微笑ましくなるのだ。中でも「一生分のお世辞を数分間で・・・」という台詞は面白い。

1950年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、脚色賞ノミネート
(2004.5)

花嫁のパパ 1991 アメリカ
WB
FATHER OF THE BRIDE
ストーリー  『花嫁の父』のリメイク。
監督 チャールズ・シャイア
出演 スティーヴ・マーティン ダイアン・キートン キンバリー・ウィリアムズ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  娘のボーイフレンドを連れてきても、父親ジョージは彼が嫌いと言い張る。ナイキのスニーカーを履いていることなんか関係ないのに。相手の家はすごい豪邸。屋敷の中で迷子になるマーティンが面白かった。
 一旦、結婚解消よ!などと小さな展開も面白いが、やはり父親の親バカぶりと娘を失う寂しさをコメディアンが演じることで喜怒哀楽がはっきりわかる。モンタージュのせいもあるけど、表情豊かなマーティンが最高です。
 弟役のキーラン・カルキンが終盤車整理のために運転するなんて、『マイ・フレンド・メモリー』よりももっと前にやってたんですね〜

1992年MTVムービーアワード ブレイクスルー演技賞(ウィリアムズ)、コメディ演技賞ノミニー
(2006.4)

花嫁はギャングスター 2001 韓国
松竹
MY WIFE IS A GANGSTER
ストーリー  一人で50人を倒したという伝説を持つヤクザの女組長ウンジン。彼女の姉が末期ガンとなり、手術を受けるには条件があると持ち出した。それはウンジンが1ヶ月以内に結婚することだった・・・
監督 チョ・ジンギュ
出演 シン・ウンギョン パク・サンミョン アン・ジェモ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★ ★★★ ★★★ ★★
コメント  『猟奇的な彼女』のような性格の女がそのまま本物のヤクザになったような感じだ。所々面白い。それだけ。
 ラスト10分寝てしまった!続編があるそうだから、結末もどうでもよくなった。
(2005.3)

パニック・イン・ザ・ダーク 2001 アメリカ
劇場未公開
DARK DESCENT
ストーリー  深海鉱山で採掘が行われている施設の中で原因不明の自殺事故が多発する。
監督 ウィルフレッド・シュミット
出演 ディーン・ケイン スコット・ワイパー クリシンダ・ケイン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★
コメント 【ネタバレ注意】 
 ウィルとクリストフの闘い。ダークなイメージがある中にも皆が賭けで楽しんでいる。ドリルで居住区に穴が空いても皆冷静だ。ザイロパンという薬についてのサスペンスなのだが・・・・後半に入るまで話がつかめない・・・
 で、会社が労働力削減のために薬を使って合理化を図ったという陰謀。その秘密を隠すために悪人どもが送られてくる。そんでもって、ウィル一人じゃ対抗し切れないために、負けたらヒロシマ級の核を爆発させる。「俺が負けたら全員核で吹っ飛べばいいんだ!!!」・・・何てクソったれなストーリーなんだ!
(2004.2)

パニック・ルーム 2002 アメリカ
SPE
PANIC ROOM
ストーリー  離婚したメグがやけくそ気味に豪邸に入居する。その屋敷は以前住んでいた老夫婦の隠し遺産があると噂されていた。メグと娘の入居1日目に、老夫婦の遺族の一人がその隠し遺産を盗もうと仲間とともに侵入する。。。
監督 デヴィッド・フィンチャー
出演 ジョディー・フォスター フォレスト・ウィテカー クリステン・スチュワート
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  パニックルームと言われる緊急避難用の隠し部屋が舞台となり、サスペンスが展開するのだが、建物の構造や配管を描き出すカメラワークがすごかった。
 中盤までは手に汗を握るシーンの連続でビデオに釘付けになりました。後半になると、よくある強盗退治もの映画(そんなジャンルあるのかな?)という感じで、ちょっと惜しかったなぁ。。。
 娘の持病は糖尿病?よくわからないけど、アメリカでは注射はペン型のものが主流になってないのかな?
 物語が終ってみると、フォレスト・ウィテカーにわざとらしく感情移入させたいという意図が伝わってきたけど、もうちょっと極端に悪人から善人に変化するようにしたほうがよかったのかな。。。。
(2004.1)

パニッシャー 1989 アメリカ/オーストラリア
ヘラルド
THE PUNISHER
ストーリー  刑事フランク・キャッスルの幸せな家庭が一瞬にして不幸に見舞われる。彼の愛する妻子がイタリアン・マフィアに殺されてしまったのだった。以来フランクは警察を辞職し、処刑人“パニッシャー”となって地下に潜伏しながらマフィアたちに復讐していた
監督 マーク・ゴールドブラッド
出演 ドルフ・ラングレン ルイス・ゴセットJr ジェローン・クラッベ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  暗黒街のフランコ一家。そのボスモレッティが警察官一家殺しで無罪を勝ち取った。取材陣が駆けつける豪邸、そこで一味は次々とやられ、家が爆破されるオープニング。
 パニッシャーがマフィアを殺し過ぎたため、日本のヤクザが乗り込んできた。ヒデコ・タナカ(キム・ミヨリ)、日本初の女親分らしい・・・フランコ一家を乗っ取るためにマフィアの子供たちを誘拐するという卑劣な作戦。本来の復讐が終わってるパニッシャーでも子供の命を狙うのは許せない!と単身アジトに乗り込んでいくのだった。
 ヤクザに捕まり脱出、子供たちを解放。そして警察に捕まるが、今度はフランコ一家の大ボスが自分の息子だけが帰ってこないため、パニッシャーを使い奪取するため護送車を襲う。
 クライマックスはあまり面白さがないけど、レディー・タナカの存在感とホームレスの演技をし続ける情報屋の脇役がなかなかよかった。黒人の元相棒刑事についたサマンサって女刑事の存在が薄っぺらなのが残念かも。
(2008.7)

パニッシャー 2004 アメリカ
SPE
THE PUNISHER
ストーリー  潜入捜査官として活躍したフランク・キャッスルが引退する直前に暴いた裏取引現場。殺す必要のない裏社会の首領セイントの息子が巻き添えで死んだ事によりフランクの家族と親戚が逆恨みで虐殺され、運良く生き残った彼がセイントに制裁を加える決意をする・・・
監督 ジョナサン・ヘンズリー
出演 トム・ジェーン ジョン・トラボルタ ベン・フォスター
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  エンドロールが始まった瞬間から、ロバート・ロドリゲスの名前がクレジットされてないか凝視してしまった。単なる復讐劇とは言えないような気がして・・・
 またラジー賞の常連を生み出すのかなぁ〜と心配してしまった前半部分。スタローン、シュワちゃん、セガールと、この手のアクションを繰り返す俳優さんはラジーな男優候補まっしぐらと言えるでしょう。普通の復讐劇なら、もしくは普通のアメコミ映画なら、途中で眠ってしまったかもしれないくらいだったのですが、あのギター弾きが登場してから目がパチクリと開いてしまった(笑)。エル・マリアッチのごとくギターケースから銃弾が発射されることを期待していた人は多いだろう。「やばいよ、銃を準備しておけ!」と手に汗握るシーンのはずだ・・・それが、あの軽い小オチで攻められて愕然と・・・笑ってしまった。他にもアイスキャンデーの拷問やギャグとしか思えない武器にかなりはまってしまった。
 その他、パニッシャー・フランクが根城とするアパートの住人がいいのです。ピアスだらけの男、オタクなデブ、男運のない女(レベッカ・ローミン=ステイモス)。彼らがいるおかげで映画として面白くなりました。ピアスだらけのデイブがいいんです!いい奴だなぁ、かなり泣けましたよ。
 全体からすると、かなり不死身の主人公であり、しかもそれほど強くない。真面目に作られていたらかなりの駄作になるところを小ネタで勝負されてしまった。トム・ジェーンなんて、顔は見たことあるなぁくらいにしか思ってなかったのですが、バンデラスのような俳優になるのでしょうかね。
 
(2004.11)

バニラ・スカイ 2001 アメリカ
Par=UIP
VANILLA SKY
ストーリー  『オープン・ユア・アイズ』(1997)のリメイク
監督 キャメロン・クロウ
出演 トム・クルーズ ペネロペ・クルス キャメロン・ディアス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★★ ★★★★ ★★ ★★★★ ★★★
コメント  内容は夢と現実を混同してしまう話なのだが、夢の中でのトムが演じる精神病の雰囲気はミスキャストとしか言うほかない。自身が惚れこんだ作品というのはいい女優と共演したかっただけなのでは?と勘ぐってしまう。
 音楽はいい!劇中にも出てきたポール・マッカートニーやボブディランを使ってる。にやりとさせられますね。ジョニ・ミッチェルの歌がなかったのは残念だ。ビーチボーイズはちょっとな・・・合ってないよ(笑)
(2004.1)














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