花のお江戸の釣りバカ日誌 | 1998 日本 松竹 |
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ストーリー | 江戸末期。浜崎伝助は釣りが原因で藩をクビになり、浪人となった。だらしない生活のため、妹おみつ(酒井法子)も嫁に行けない。夜釣りをしているとき、隠居の鈴木一之信と意気投合し、庄内藩江戸屋敷の士官の試験を受けるように薦められるのだが・・・ | |||
監督 | 栗山富夫 脚本:山田洋次、朝間義隆 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 黒木瞳 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 最初から漫才師など多彩なゲストで笑わせてくれる。 刀と釣り竿。似て異なるもの。あちこちに同じようなギャグが登場する。暴れン坊将軍のパロディなんかは最高でした。奥女中の小波(黒木)に惚れてしまう浜崎(はまざきじゃなく、はまさきを強調)だったが、家老の鈴木が庄内に戻る道中のお伴をすることになって、まるで時代劇のように展開していた。 最後は“合体”がちゃんとあった(笑) (2006.1)
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釣りバカ日誌5 | 1992 日本 松竹 |
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ストーリー | 鯉太郎を会社に連れてきたおかげで大騒動。プロジェクトAなるスッポンの養殖のため沖縄にやってきたハマちゃんとスーさん。 | |||
監督 | 栗山富夫 脚本:山田洋次、朝間義隆 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 石田えり | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | この次の「6」までが石田えりのみち子さん。声をよ〜く聞いてみると、浅田美代子そっくりだったので驚いてしまう。 この映画のサブタイトルには「親バカ日誌」がピッタリ。なんだかテーマが全く感じられず、本線以外のお笑いばかりで楽しませようとしている。 (2006.8)
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釣りバカ日誌10 | 1998 日本 松竹 |
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ストーリー | 突然社長を辞めてしまったスーさん。のんびり釣りしたあと、ビルのメンテナンス会社に就職するがいきなり鈴木建設へ派遣されてしまう。一緒に回っていた松(金子賢)もハマちゃんの釣り仲間。彼が妊娠させたみどり(宝生舞)との仲を取り持つことに・・・ | |||
監督 | 栗山富夫 脚本:山田洋次、朝間義隆 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 夏八木勲 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 中村梅雀の秘書室長がはじめて登場。毛生え薬の臭いがきついらしい・・・ アドリブっぽい西田敏行ギャグもスーさんの釣りも、恋人の仲を見守るエピソードとバランスがいい。笹野高史が釣りをするという珍しいシーンもある。ロケは小倉。結婚を申し込む際、「この地では2度断るのが常識」という夏八木勲の台詞が印象的だ。 (2007.9)
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釣りバカ日誌イレブン | 1999 日本 松竹 |
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ストーリー | ご存知ハマちゃんとスーさんのお笑いコンビ。今回は南国沖縄で大物釣りに挑戦だ。 | |||
監督 | 本木克英 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 村田雄浩 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 桜井幸子が飼っていたうさぎを食ってしまった村田雄浩。自ら転勤を申し出て沖縄へ行く。従業員規則をいかに破るか、有給休暇を使い果たしたためにいかに休むか・・・毎度のことだけど、鈴木建設の甘さが光る。 戦死者の碑のあとで「ひめゆりの塔」を見に行く勇気がないと言ったスーさん。ほんのワンシーンだけで涙をさそいます。 しかし、まぁ、ロマンス部分もかなり省略だし、コメディに徹しすぎて、盛り上がりにかける映画。沖に流され無人島に漂着した西田敏行と村田雄浩のキスシーンだけが印象に残る。 (2005.4)
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釣りバカ日誌12 史上最高の有給休暇 | 2001 日本 松竹 |
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ストーリー | 釣り同好会の会長でもある高野常務(青島幸男)が退職の挨拶にやってきて副会長のハマちゃんが会長に昇進。彼は山口県萩の実家に帰り悠悠自適の生活を送るのだという・・・ | |||
監督 | 本木克英 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 宮沢りえ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 辺見エミリが事務員やってる。佐々木課長(谷啓)も定年間近なので、将来のことを考え、実家の伊那に戻るより四国に戻って巡礼の旅に出る計画だという。これが14に繋がるのか。高野は誰も住んでいなかった萩の実家に帰ったら家は廃墟に近いくらい。姪である宮沢りえが世話をする。 今回は“不合体”。ハマちゃんとスーさんが萩に到着すると高野は入院したとのこと。見舞いに行くも高野は病気ですっかり意気消沈していた・・・ アジを釣るのにコンドームを撒き餌にするのがいい!しかし薬局に入ると宮沢りえが薬剤師だったというオマケ付き。「明日がある」と歌う高野だが、悪性腫瘍が発見された。 遺骨を海に撒く。そんな葬儀の最中にも釣りをするハマちゃん。最後は査問委員会と宮沢りえと医師役の吉岡秀隆が長州と会津の確執を超えて恋が成就するかどうか・・・ (2006.4)
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釣りバカ日誌13 ハマちゃん危機一髪! | 2002 日本 松竹 |
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ストーリー | ハマちゃんが担当した富山県の美術館建設でトラブル発生。 | |||
監督 | 本木克英 脚本:山田洋次、朝間義隆 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 鈴木京香 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★ | ★★ |
コメント | 富山の会社の会長、丹波哲郎の富山弁がかなり不自然だ。面白かったのは、息子がパパイヤ鈴木だったということだけ。 (2005.9)
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釣りバカ日誌14 お遍路大パニック | 2003 日本 松竹 |
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ストーリー | ご存知ハマちゃんとスーさんのお笑いコンビ。今回は三宅裕司が面白い。 | |||
監督 | 朝原雄三 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 三宅裕司 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★★ |
コメント | 釣りバカシリーズは2本しか見たことなくて、ビデオで全部見ようかと思っていた。(実は寅さんシリーズも劇場で見たことはなく、テレビ向けのものだと偏見を持っていた) たいしたことないかと思ってたけど笑えるではありませんか!前半の三宅裕司とハマちゃんのギターと歌でブルースブラザースをパクってるようなシーンがあったので思わず☆4つです(笑) 1000円というのもいいですね〜ほのぼの。。。 (2003.10)
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釣りバカ日誌15 ハマちゃんに明日はない!? | 2004 日本 松竹 |
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ストーリー | ご存知ハマちゃんとスーさんのお笑いコンビ。経営コンサルタント会社の早川薫が鈴木建設のリストラに着手する。その頃、ハマちゃんはリフレッシュ休暇を取り、秋田へ出かけ、そこで水産試験場の通称魚博士(筧利夫)と意気投合する。 | |||
監督 | 朝原雄三 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 江角マキ子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 今やポスト寅さんという国民的映画になった感のある「釣りバカ」シリーズ第15弾。かなり笑いましたよ!! 江角マキ子に経営コンサルタントは似合っていない。列車の中と吉行和子との会話シーンでの彼女はすごくよかったけど。。。特に今回は、小津安二郎生誕100周年ということもあってか、『麦秋』をオマージュし、設定や雰囲気をそっくりに仕上げるほどかなり凝っていた。 不況とリストラという社会問題をもしっかり捉え、真の会社経営はいかなるものかというテーマを笑いの中で独自に展開していくという完成度の高さも窺えるのだ。そして筧と江角の恋愛関係を松竹黄金時代を彷彿させる憎い演出が光っていた。監督の言葉によれば、「負け犬組」という言葉をさらりと使い、今の世の中を軽いタッチで風刺しているという芸の細かさ、恐れ入りました。 見所は、浜崎家の壁に飾ってある鯉太郎の習字。「合体」・・・・(笑) (2004.8)
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釣りバカ日誌16 浜崎は今日もダメだった♪ | 2005 日本 松竹 |
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ストーリー | 長崎佐世保の第二西海橋の連結式のために出張することになったハマちゃん。若手設計士の久保田に釣りの世話をしてもらったのはいいけれど、知り合った海軍のボビーたちと飲んでいて、帰れなくなってしまった・・・ | |||
監督 | 朝原雄三 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 伊東美咲 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★ | ★★★ |
コメント | こ、これはもしや、『亡国のイージス』に対抗して作った映画なのか?! 鈴木建設にも社歌が誕生した。いきなりミュージカル風に始まったこの映画。これは何か新しい展開になったのか?と思わせておいて、いつもと同じ展開になるのでホッとする。今回は、ハマちゃんが入札で頑張ったために長崎佐世保の橋の連結式に出席して、辞めていく社員が多い中、若手の設計士久保田(金子昇)を何とか社に残るようにさせるという会社の思惑もあった。そして、その久保田と長崎で恋仲になった美鈴(伊東美咲)の物語へと展開する。 いつもは全編通して笑える映画なのですが、今回は伊東美咲の演技がまずい。アイドルタレントが必死で台詞を覚えたのに演技が伴わなかった、といった雰囲気でした。それに加え、尾崎紀世彦の寡黙な父親という設定のおかげで、盛りあがるのはカントリー・バーでの歌のみだったのです。「お嬢さんをください!」という台詞に関しては、自分にその経験がないものだから、一種の憧れのようなものを感じています。あのシーンだけは良かったですけど、同じ朝原監督の前作に比べると、映画に対する情熱というか、監督のこだわりが感じられませんでした。撮り直しが難しい場面でもありましたけどね・・・ 良かったのは軍艦のシーンでしょう。時期が時期だけに、『亡国のイージス』と比較してしまいがち。低予算でもこんなに面白く撮れるんだぞ!といった意気込みさえ感じられました。かなり米軍をおちょくっているような気もするし、艦内ドタバタ劇のトドメを刺すオロゴンのギャグは最高でした(ただ、テレビで見る彼のオトボケギャグほどハジケていませんでした)。 たまたま、テレビで『はぐれ刑事 純情派』を見てから映画館に向かったため、岡本麗が出演していてビックリ。さだまさしも出演していたようですけど、『精霊流し』と同様、見逃しました。彼は刑事役だったのですね・・・ (2005.8)
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釣りバカ日誌17 あとは能登なれハマとなれ! | 2006 日本 松竹 |
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ストーリー | 鈴木建設社内の再雇用制度でかつてのマドンナ的存在だった沢田弓子が職場復帰してきた。外資系証券会社に勤める夫と幸せに暮らしているはずの彼女のどことなく寂しげな表情に気づいたスーさんとハマちゃんが・・・ | |||
監督 | 朝原雄三 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 石田ゆり子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 今回のロケ地は石川県ながやぞ! 前作では『亡国のイージス』を嘲笑ったかのようなドタバタ劇でしたが、今回は小津安二郎の『麦秋』にオマージュを捧げた前々作のようなほのぼのした作りに戻っていました。特にカメラアングルがまた古い邦画を彷彿させるような静かな絵となり、完全にゲスト中心のホームドラマ風。ハマちゃんでさえ脇役に徹していたような印象が残りました。 今年に入ってから地元石川県では釣りバカ関連のニュースが多かった。撮影現場も見たかったし、エキストラの応募もしたかったけど、2000人のエキストラが集まったくらいですから、映るのは難しかったのでしょう。それにしても輪島塗の紹介が丁寧に描かれたりして、まるで観光映画のよう。キリコ祭りなどは見たこともなかったのでとても新鮮でしたし、加賀屋にも泊まったことがないので宴会がうらやましかったり、スイカを餌に釣りをするなんて知らなかったし、あらためて石川県について無知だったことを思い知らされました。ちなみに能登空港へも行った事がありません・・・ もちろん地元民としては、俳優の演技を見る際、彼らの方言に注目してしまうのですが、宮崎美子と新人の海老瀬はなちゃんは上手かったように感じました。一方、宮崎美子の夫役である片岡鶴太郎は、演技は上手いと思うけど、「が行」の鼻音が非鼻音になってたりして、どうしても江戸ッ子を感じてしまいます。などと思いつつも、輪島の言葉はよくわからないので、それ以上つっこめません・・・また、ダンディ坂野や道場六三郎だって加賀出身だからアドバイスすることもできなかったのでしょう(全国向け注:加賀と能登はかなり離れています)。 ストーリーは、7年前に鈴木建設を寿退社した弓子(石田ゆり子)が再雇用制度で戻ってきて、外資系証券会社の夫と幸せに暮らしているものだと思われていたが・・・で始まる恋物語。恋する男は、最近なまら売れている大泉洋と太田八郎(中本賢)だった。かつては舟木課長(増岡徹)も惚れていたらしいので、過去の「釣りバカ」シリーズを確認したほうがいいのか?とレンタル屋さんに足を運ぶ必要はありません。増岡徹だって、最近常連になったばかりですし、石田ゆり子だってシリーズ初参加です。とにかくそのベタな恋物語も輪島のキリコ祭りの幻想的な雰囲気によって、しっかりと作られていることが好印象でした。ちなみに、珍しく「合体」ネタがなく、バカ笑いできる映画でもありません。 (2006.8)
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釣りバカ日誌18 ハマちゃんスーさん瀬戸の約束 | 2007 日本 松竹 |
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ストーリー | 社長の座を降り、会長就任となった鈴木一之助。ある日、家を出たきり帰らないと認知症の兆候が?しかし、彼は岡山県にいたのだ。捜しにやってきた浜崎と再会するが、その町には鈴木建設が絡む大型リゾート開発計画が進行中だった・・・ | |||
監督 | 朝原雄三 | |||
出演 | 西田敏行 | 三國連太郎 | 檀れい | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | フナ太郎、ブリ太郎、桃太郎? 「シリーズ開始20周年、20作目」と節目を迎えた今作。とは言っても、いつもと変わらぬハマちゃんとスーさんが楽しめる。序盤では、スーさんこと鈴木一之助(三國連太郎)が一線から退き、会長職に就任するシーンから。認知症=アルツハイマーのテーマを絡めた作品かと思えるオープニングでしたが、核となるのは巨大リゾート開発計画とそれに反対する住民運動でした。 環境破壊とか生態系破壊などと鈴木建設が絡んだ開発計画に反対する住民たち。バブル期にはこんなリゾート計画も頻繁にあったのだろうけど、今はどうなんだろう?と心配にもなってくる。格差社会とか失業問題が大きい現在だと、「雇用獲得」などと役人に説得されると誰も反対運動なんて起こさないんじゃないかと・・・。原発なんかも反対派は弱くなってきているし。 元々このシリーズは風刺を含めた時代背景に即した作りになっているのですが、その中でも、かつての山田洋次作品を彷彿させるような社会派映画のような内容。ヒロインと恋人役には壇れいと高嶋政伸だったので安心して観ていられるし、反対派の中心人物の石田靖がとても印象的。他にもお笑い系が大勢出演しているのですが、皆いい演技なのです(安田大サーカスは目立ちすぎでしたが・・・)。そして、忘れてならないのが、小沢昭一。ワンカットだけの出演なのに、これほどインパクトがあるとは・・・ 最近のシリーズでは、『16』以外はバカ笑いできる作品が少なくなってきていますけど、映画そのものの構成がしっかりしているように感じます。この映画も見事な脚本、構成力。そして、なぜか日本語字幕付きだったので、“落胤”とか“釣果”という言葉も覚えてしまいました。最後には久しぶりにスーさんの釣りシーンもあった・・・ (2007.9)
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