パーマネント・バケーション | 1980 アメリカ フランス映画社 PERMANENT VACATION |
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ストーリー | 自称“頭の悪い”16歳のアリー。チャーリー・パーカーに憧れる落ちこぼれ気味の高校生。 | |||
監督 | ジム・ジャームッシュ | |||
出演 | グリス・パーカー | リーラ・ガスティル | ジョン・ルーリー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | ジム・ジャームッシュが大学在学中に作ったアマチュアっぽい作品。 1歩外へと踏み出すと、爆撃機から逃れる青年。認知症の母。ちょっと狂ってしまった女などなど、自分よりいかれた人間ばかり。なんだか戦争の舞台となっているように戦闘機が飛んでる音や爆撃の音が聞こえてくる。 ドップラー効果の話をする黒人が意外とおもしろい。『オズの魔法使』のオーバー・ザ・レインボウもサブテーマのように何度も聞こえるが、曲のCサビの部分がたしかにドップラーだ(笑) (2005.10)
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浜辺の女 | 2006 韓国 エスピーオー WOMAN ON THE BEACH |
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ストーリー | 新作映画の脚本の執筆に行き詰っている監督のチュンネ(キム・スンウ)は、後輩の美術監督チャンウク(キム・テウ)を誘い、西海岸へと旅する。チャンウクは恋人を連れていったのだが・・・ | |||
監督 | ホン・サンス | |||
出演 | キム・スンウ | コ・ヒョンジョン | キム・テウ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 二組の三角関係。組み合わせて実像が出てくるのか? 新作映画のシナリオが行き詰まっている映画監督チュンネ(キム・スンウ)。シナリオを書くために後輩の美術監督チャンウク(キム・テウ)を誘って西海岸へと旅行へ出かける。チャンウクは恋人との約束があったため、その恋人ムンスク(コ・ヒョンジョン)をも連れて行く事になったのだが、チュンネは次第にムンスクに惹かれて・・・ 優柔不断な男と奔放な女。チャンウクは哀れな寝取られた男。前半は彼らの三角関係が中心となるのですが、彼らの仕事における力関係があるうえ、チャンウクは妻子もちなので明らかに分が悪い。最初からムンスクはチュンネ監督のファンだと告白しているし、予定通り進むのです。一晩の出来事。なんだかどこにでもありそうな恋泥棒の雰囲気だ・・・ 後半・・・といっても2日後の出来事。離婚間近の女性が加わり、ちょっとしたすれ違いから、もうひとつの三角関係ができてしまう。ここからチュンネの優柔不断なダメ男ぶりが発揮されるのです。 会話中心のワンカットシーンはまるでイーサン・ホークの映画のようですが、気の利いた洒落た会話ではなく、どことなくたどたどしいアドリブのような台詞。これがリアリティを生み出してはいるものの、逆に言葉の深みもなく、伏線も生かされてないのが痛い。新作映画は「奇跡について」。男と女の出会いもまた奇跡なのかもしれないけど、三本の木に祈りを捧げるシーンや実像を追い求めていることに繋げるには無理があったように思います。 「彼(彼女)がやってきた。早く隠れて!」みたいな典型的な場面設定。たしかにチュンネを演じたキム・スンウの困惑した表情は絶妙だし、他のキャラも演技が上手い。だけど、ただそれだけ。終わってみると、宙ぶらりん状態で着地できなかったようです。まぁ、これがダメ男を象徴するプロットなのかもしれない・・・あれだけ頑張ったシナリオの枚数もそれを表現しているのかもしれません。 (2007.10)
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ハムナプトラ/失われた砂漠の都 | 1999 アメリカ Uni=UIP THE MUMMY |
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ストーリー | 紀元前1290年、国王の愛人に恋をした僧侶イムホテップは死者の都ハムナプトラで生きたままミイラにされる。そして3000年後、秘宝発掘のため失われた砂漠に向かい戦う人がいた。。。 | |||
監督 | スティーヴン・ソマーズ | |||
出演 | ブレンダン・フレイザー | レイチェル・ワイズ | アーノルド・ヴォスレー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★★ |
コメント | 公開当時は『インディー・ジョーンズ』シリーズのバッタもんのような気がして、避けていた。後々TVで見て、面白いことに気づいてしまった。愛人アナクサナムンと共謀して王を殺害、愛人は自害、そして死体を盗み死者を蘇らせる・・・といった古代の話。現代ではトレジャーハンターのリックが学者兄妹とともにハムナプトラを目指す。 何度観ても砂漠のCG効果には圧倒されますが、虫の大群にはリアリティがないです。 1999年アカデミー賞音響賞ノミネート その他 (2005.1)
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ハムナプトラ2 | 2001 アメリカ UIP THE MUMMY RETURNS |
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ストーリー | 『ハムナプトラ』の続編 | |||
監督 | スティーヴン・ソマーズ | |||
出演 | ブレンダン・フレイザー | レイチェル・ワイズ | ジョン・ハンナ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 前作と登場人物がほぼ同じ。目新しくなったのがスコーピオン・キングの登場。CGが前作とは雰囲気が違うところがいい。 (2004.3)
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ハムナプトラ3 | 2008 アメリカ Uni=東宝東和 THE MUMMY: TOMB OF THE DRAGON EMPEROR |
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ストーリー | ロンドンに住むリック、エヴリンのオコーネル夫妻は“シャングリアの瞳”を上海に運ぶ任務を得て、ジョナサンが経営するバーで息子のアレックスに出会う。彼は古代中国皇帝のミイラを発掘したのだが、その皇帝を利用しようとするヤン将軍に盗まれてしまう・・・ | |||
監督 | ロブ・コーエン | |||
出演 | ブレンダン・フレイザー | マリア・ベロ | ジョン・ハンナ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | キングギドラに変身できるのなら世界征服くらいはアッという間だろうに・・・ 映画鑑賞が久しぶりということもあったせいか、なぜだか全く入り込めなかった。いや、それよりもチャン・イーモウが指揮を執った北京オリンピックの壮大な開会セレモニーに感動したせいかもしれない。鳥の巣スタジアムに近づく巨人の足跡花火がCGだとか、そんな酷評があろうとも、全て人間が演じるマスゲームのスペクタクルにはハムナプトラが敵うはずがないのです。 ストーリーもイエティが登場するまでは良かった。プロローグ部分では、多分秦の始皇帝をイメージしたジェット・リー演ずる“皇帝”と女性呪術師ツイ・ユアン(ミシェル・ヨー)に側近のミン(ラッセル・ウォン)が絡んだ宮廷三角関係。調べてみると、『テラコッタ・ウォリア』という中国映画でも似たような設定があるし(チャン・イーモウやコン・リーが主演しているので見てみたい)、1987年に世界遺産登録された兵馬俑(へいばよう)を再現したかのような兵士たちの姿も遺跡の写真にそっくりなのです。また、その宮廷内の愛憎劇と権力者が不老不死を求める欲望が観客をも神秘的な中国王朝時代へと誘ってくれる・・・ どこからつまらなく感じたのだろう。上海のキャバレーの名前がイムホテップというオリジナリティあるギャグは『インディ・ジョーンズ魔宮の伝説』のパクリ感によって台無しにされ、そこからの活劇や設定が全てが『インディ・ジョーンズ』に見えてしまったためかもしれません。そして、チベットでは『最後の聖戦』。その後は色彩豊かなチャン・イーモウ映画を泥色にしてしまったようなアクションとなっていました。 ハラハラしない冒険アクションと、金持ちになってしまって貪欲さもなくなった主人公たち。そうなってくると、親子の愛すらも薄っぺらなものに見えてしまう。こんなことになるなら、中国人キャストを主人公にしてしまったほうが面白い映画になるんじゃないかなぁ。最後に戦う殺された兵たちにしたって、皇帝を憎む描写がないし・・・などと考えてみると、オコーネル一家のモチベーションだって理解できなかった。さっさとイギリスに帰ればいいじゃん。 (2008.8)
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ハムレット | 1948 イギリス BCFC HAMLET |
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ストーリー | デンマーク王子の復讐劇。 | |||
監督 | ローレンス・オリヴィエ | |||
出演 | ローレンス・オリヴィエ | ジーン・シモンズ | ベイジル・シドニー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 霧深い城壁の夜。父王の亡霊が現れる雰囲気からして凄い。 1948年アカデミー賞作品賞、主演男優賞、美術(監督)賞、美術賞、衣装デザイン賞 同助演女優賞、監督賞、映画音楽賞ノミネート 1948年ヴェネチア国際映画祭グランプリ、女優賞、撮影賞、イタリア批評家賞 1948年ゴールデングローブ賞外国映画賞、男優賞 その他 (2007.6)
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ハメット | 1982 アメリカ 東宝東和 HAMMETT |
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ストーリー | 元探偵の小説家ハメットのもとへクリスタル・リンという中国娘を探している友人ライアンが訪れた。直後、2人は何者かに尾行される。 | |||
監督 | ヴィム・ヴェンダース | |||
出演 | フレデリック・フォレスト | マリル・ヘナー | ピーター・ボイル | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 1926年、スーとの結婚直前だった。が、口癖のハメット。60〜70年代のハードボイルド映画と雰囲気は似ている。他のヴェンダース作品と比べると、他人の物真似のようにしか見えずにがっかりしてしまうかもしれない。まだ大きな賞を取ってない時代なので、思考錯誤を繰り返していたのかもしれない。 「クリスタル・リンとウルフマン」というポルノ映画(ブルーフィルムと言ってた)が原因で様々な事件が起こったわけだが、予想通りストーリーは面白くなかった。警官と悪党と金持ちだけが社会にいたら怖いなぁ。 1985年カンヌ国際映画祭コンペ (2005.9)
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ハーモニーベイの夜明け | 1999 アメリカ 東宝東和 INSTINCT |
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ストーリー | アフリカで二人の人間を殺したマイアミ大学の元教授パウエルが強制送還された。若き精神学者コールダーが事件の真相と教授の深層心理を探るためハーモニーベイ刑務所で接見する。 | |||
監督 | ジョン・タートルトーブ | |||
出演 | アンソニー・ホプキンス | キューバ・グッディング・JR | ドナルド・サザーランド | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | まるでレクター博士シリーズの続編のような設定。しかし残虐な犯罪者という人間ではなく、家族(ゴリラのファミリー)を守るために犯した殺人だったのだ。最初は『羊たちの沈黙』、ゴリラが出てきてからは『愛は霧のかなたに』や『マイティ・ジョー』。ラストは『ショーシャンクの空に』『シャイン』という豪華取り合わせとなっていた。 (2005.1)
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