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アーサーとミニモイの不思議な国 2006 フランス
アスミック・エース
ARTHUR AND THE MINIMOYS
ストーリー  10歳の誕生日を迎えたアーサーは、失踪した冒険家の祖父が残した書物を読み漁り夢見ていた。家の借金の返済期限が2日後に迫り、祖父が庭に埋めたというルビーを求めて、ミニモイ族の地下世界へと冒険することにした・・・
監督 リュック・ベンソン  原作:リュック・ベッソン
出演 フレディ・ハイモア ミア・ファロー ダグ・ランド
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  本当に子供向けなの?愛があれば年の差なんて・・・
 10歳と1000歳のラブロマンス。そんな年の差はデーモン小暮閣下から見るとたいしたことはない。だけど、その後はどうなったのかが気になるところですね・・・なにしろ舞台は1960年のアメリカコネチカット州なんですから。また、フランス映画なのになぜアメリカという設定なのかも気になるところですが、『レミーのおいしいレストラン』がアメリカ映画なのにフランスが舞台だったのと同じか・・・それとも対抗意識?どちらが先か知りませんけど・・・
 それにしても体長2mmミニモイのセレニア王女は人形顔なのに色っぽいですなぁ。なんとなく釣りあがった目がミラ・ジョヴォビッチにも似てるし・・・きっとリュック・ベッソンの趣味丸出しなのでしょう。あとのキャラ造形は適当に作っちゃえ!といった雰囲気さえ感じられます。だけど、悪魔のマルタザールの顔は凄いですね。悪い女に移されたという病気のせいで鼻が無くなっていますから・・・
 基本的な世界観は『ミクロキッズ』なのですが、小さくなった主人公やミニモイ族は3Dアニメ。実写と交互に映し出されるものの、大きさの比較が上手く表現できてなかったかもしれません。だけど、冒険が始まると彼らの世界にのめり込んでしまう。『インディ・ジョーンズ』を思い出させるようなシーンもあったし、強烈なインパクトを残すマサイ族5人衆さえ忘れてしまうほどに自分もミクロマンになった気分にさせられました。
 アメリカでこれを作ろうとしたら、敵を倒すことがメインとなるのかもしれません。しかし、この作品ではメインは宝探し。敵を倒すことよりも、なんとか生き延びることが中心になっていたりします。それに魔法の剣よりもセレニア王女の貞操(ファーストキス)が最大の武器だったりして、とても平和的。基本は子供向けなんでしょうけど、『サタデー・ナイト・フィーバー』のパロディもあることだし大人も存分に楽しめます。1960年という設定に違和感を残しながら・・・
(2007.9)

明日があるさ THE MOVIE 2002 日本
東宝
ストーリー  総合商社トアール・コーポレーションの営業13課ではリストラも終わり、順調に仕事を続けていたが、次なる巨大プロジェクトであるロケット事業に取り組み、浜田課長は不思議な老人野口に出会う。
監督 岩本仁志
出演 浜田雅功 柳葉敏郎 東野幸治
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★ ★★
コメント  ジョージア缶コーヒーのCMで人気が出たテレビドラマを映画化。吉本興業のお笑いタレント総出演ということで話題を呼んだが、所詮はその話題のみの映画。吉本新喜劇は大好きなのだが、この映画のコミカルな部分はいただけない。
 8社合同のロケット事業が失敗に終わったため、トアールも俄然やる気を出すのだが、13課以外にエリートの1課も専門家を採用して着実に進めている。浜田が娘の私立小学校入学の練習をする伏線において、面接で「大人が夢見ちゃいかんのかい!」とキレるところがいい。
 あまりに現実的でないのだが、ロケット開発という夢を追い求める姿はいい。しかしやっぱり展開がだらだらしたまま。だけど最後にはわけのわからない爽快感があるなぁ。ロケットを民間レベルだなんて、まだバブルの夢を見ているのかもしれないが・・・
(2006.10)

明日、陽はふたたび 2000 イタリア
シネマテン
DOMANI   TOMORROW
ストーリー  1997年に実際に起こったアッシジ地震を背景に、希望を探して健気に生きる人々を描いた群像劇。
監督 フランチェスカ・アルキブージ
出演 マルコ・バリアーニ オルネラ・ムーティ イラリオ・オッキーニ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
コメント  パニック映画とは違い、大地震の部分はあっさりと描き、住居を求めてさまよう子どもたちの姿、嘆く大人たちを中心にした映画。よその子どもも泊めてくれないかと頼まれるトレイラーハウスに住む夫婦。みんな悲しげな表情でグサリと響く。
 女の子同士のキスシーンがちょっと印象的。携帯の着メロが『ビバリーヒルズ・コップ』だったのも印象的。巨大な虫の着ぐるみのTVレポーターがうざかったけど、子どもたちは喜んでいたのかな。かなりドキュメンタリータッチだったけど、子どもたちの演技は良かった。
 それにしても余震は怖い・・・
(2006.7)

あしたのジョー 1980 日本
日本ヘラルド=富士映画
ストーリー  丹下段平は不良少年矢吹ジョーと出会いボクサーとしての才能を見出すがヤクザとのケンカで少年院へ・・・
監督 福田陽一郎
出演 あおい輝彦 藤岡重慶 岸部シロー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★ ★★ ★★
コメント  テレビシリーズも原作も面白かったけど、なぜか馴染めないこの映画。前半の中心となっているのが段平からの通信教育で力石との対決を盛り上げる。少年院時代から丹下拳闘クラブがコミッショナーに認可されるまでは面白い映画だと感じる。
 一旦プロになってからは、ノーガード戦法の成り立ちや力石、白木との絡みが薄すぎる。だけど、きっちり力石との戦いを描いてくれたので楽しめます。どうせ続編を作るなら、力石の死や白木お嬢さんとの関係もドラマチックに描いてもらいたかったところですね・・・
(2007.1)

明日の記憶 2005 日本
東映
ストーリー  広告代理店に勤める49歳の佐伯雅行は仕事も順調、一人娘の結婚もひかえ幸せな日々を送っていたが、物忘れが激しくなり、ついにアルツハイマー病と診断される・・・
監督 堤幸彦
出演 渡辺謙 樋口可南子 香川照之
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★★ ★★★★★
コメント  働き盛りの中高年に突如襲いかかる若年性アルツハイマー病。治すことも進行を止めることもできないやっかいな病気だ。主人公佐伯雅行は部下に慕われる部長で大得意先のギガフォースの宣伝課長河村からも信頼されている。一人娘も“できちゃった婚”ではあるが、結婚式を控え、幸せの絶頂期にあるかと思われた矢先の病気発覚であった。
 ストーリー的には妙な小細工をしない直球勝負の闘病記といったところでしょうか、佐伯夫妻の葛藤と愛を中心とした物語。リアルな演技と絶妙な心理劇。堤監督としてはおとなしいのかもしれませんが、ポイントを押さえた特殊効果によって、佐伯の記憶が失われていく過程や被害妄想になったかのような演出が患者の気持ちを同時体験できるようなシーンが良かったです。特に、妻の若い頃の姿を追いかけるシーンでは、その後新しい記憶を失っていくことを予感させてくれました。
 夫婦愛以外でも、生きていればそれでいいというメッセージや、人の優しさ、思いやりに心打たれます。アルツハイマー患者だって、名前は忘れることもあるけど、その人が優しいとか怒りっぽい人だとか、感情に訴える性格だけは心に残るもの。観終わると、自分が暖かく優しい人間になっているかもしれません。
 予告編にも登場していましたけど、退職の日に名前を書いた写真をもらうシーンでは確実に泣けます・・・

2005年日本アカデミー賞主演男優賞 他
(2006.5)

明日への遺言 2007 日本
アスミック・エース
ストーリー  1945年5月、名古屋への空爆の際、B29から脱出した米軍搭乗員を殺害したという罪で岡田中将以下20名がB級戦犯として裁判にかけられた。
監督 小泉堯史  原作:大岡昇平
出演 藤田まこと ロバート・レッサー フレッド・マックィーン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  イビキの集中砲火の中、耐え抜きました・・・
 なぜだか最も印象に残るのがイビキでありました。ほとんどが法廷シーンであるし、映像には変化もない。映画ではなくラジオドラマが最適なんじゃないかと目を閉じてみたりしたけど、丁度田中好子の証言が終わってから、映画館ではイビキの大合唱が始まりました。それも前後左右離れた席で4人くらい・・・観客数からすると3分の1以上。
 結局何が言いたい作品だったのか。冒頭の貴重な映像や竹野内豊のナレーションによって戦争の愚かさを語り、蒼井優と田中好子の証言によって民間人への無差別攻撃への批判で悲惨な状況を訴えてくる。しかしそれ以外の大部分は岡田中将(藤田まこと)の信念を描いただけであり、退屈すぎるという欠点がありました。実は殺してなどいない!などという大どんでん返しがあれば面白かったのに・・・実際、無実の罪で処刑された戦犯がどれだけいたことか・・・
 このB級戦犯裁判の基本的論点は二つ。名古屋の空襲が軍事工場などのない住宅地への無差別攻撃だったのか?撃墜され脱出した米軍搭乗員を殺害したのは報復にあたるのかどうかという点。真珠湾攻撃が無差別になるかどうかなど興味深い論戦もあったけど、二点目では特に、復讐、報復、処断などの言葉の違いを説かれても、それは単に減刑になるだけの材料なので裁判としても面白味に欠けるのです。
 映画を観た直後にテレビで放映されていた『東京大空襲』を見たのですが、禁止されていた無差別攻撃を最初に破ったのはドイツのゲルニカ攻撃や日本の重慶攻撃だということをまたしても頭に焼きつけられる。一旦法が破られると、際限なく報復が繰り返されることも再確認させられるけど、いつも被害に遭うのは何の罪もない民間人という事実に怒りを禁じえない。部下を庇った尊敬すべき将校を描くよりも、民間人を大量虐殺されたことに腹を立て復讐する兵士を描いてくれたほうが感動できるはずだ。
 終盤では仏教哲学により信念をも貫いた様子も映し出され、人生に満足したかのような表情も見せてくれる中、「戦争は無くさなければならない」という彼の想いにハッとさせられる。が、それは一瞬。続く「それは避けられないこともある・・・」という言葉にがっくりさせられてしまった・・・
(2008.3)

アース 2007 ドイツ/イギリス
ギャガ・コミュニケーションズ
EARTH
ストーリー  『ディープブルー』を大ヒットさせたBBCが地球規模に広げたネイチャーワールド。
監督 アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド
出演 渡辺謙 シロクマ アフリカ象
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ なし ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  ナヌーは助けにこないのか?
 主演は渡辺謙ではなく、46億歳になる地球だ。映像は北極から南極までを縦断し、各地に生息する野生動物やダイナミックな自然を描いている。『ディープ・ブルー』のスタッフがNHKでも放映された「プラネット・アース」の膨大な映像を劇場用に再構築したものだそうです。
 最初に登場するのは北極のシロクマ。『北極のナヌー』と同じ視点で始まるものだから混乱しそうになりつつ、針葉樹林、広葉樹林とロケ地を移動し赤道直下の熱帯地方へと旅をするのです。定点カメラのコマ撮りなんだろうけど、季節の移り変わりを数秒で描いているのは美しくもあるけど、CG処理してあるのではないかと勘違いしそうになる。
 絶滅危惧種のシロクマ、アムールヒョウなどはいいとして、地球温暖化がテーマでもあるんだし、多くの動物を登場させるとその分ぼやけてしまう。たしかに珍しい生態や決定的瞬間は魅力的だし、大きなスクリーンの迫力は鑑賞の値はあるものの、長く印象には残りそうもない。一昨年観た『ホワイト・プラネット』も覚えてないんだし・・・。最近の自然ドキュメンタリー映画は『皇帝ペンギン』や『北極のナヌー』のように、ターゲットを絞ってドラマチックに編集することが求められるのかもしれません。
 こども500円キャンペーンが示しているように幼児も対象にしているためか、残酷シーンの一歩手前で編集されているのも特徴で、サバンナの夕日が映えているせいでヤコぺッティの世界を期待した人は眠くなってしまうかもしれません。オオカミに襲われるトナカイ、チーターに襲われるガゼル、ライオンに襲われるアフリカ象などなど、美しい地球を追及するあまり、その後のシーンを映さずに捕食や生態系のバランスなどは学校で習いなさいと言ってるようなものなのです。
 そんな中、これまで見たことなかったアネハヅルのモンゴルからインドへ向かうためのヒマラヤ越えは印象に残りました。朝青龍がサイババに会うためにヒマラヤ登山するようなものかもしれませんが、“アネハ”と聞いて、どこかに偽装工作があるんじゃないかとも疑ってしまいました。
 観る予定のない人でもhttp://www.loveearth.com/jp/film/は楽しめると思います。
(2008.1)

明日へのチケット 2005 イギリス/イタリア
シネカノン
TICKETS
ストーリー  3人の巨匠監督によるオムニバス。列車のなかでの小さな出来事を綴る。
監督 エルマンノ・オルミ アッバス・キアロスタミ ケン・ローチ
出演 カルロ・デッネ・ピアーネ フィリッポ・トロジャーノ マーティン・コムストン
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  カンヌ国際映画祭パルムドール経験のある3人の監督によるオムニバス。
1)エルマンノ・オルミ監督
 製薬会社の顧問をしている老教授がオーストリア出張の帰り、飛行機が全便欠航となったため列車でローマに帰ることになった。そのチケットを手配した出張先の女性秘書が手際よく、しかも気の利いた計らいで、教授を和ませてくれる。テロ対策の厳重な警備の中、列車内でパソコン入力の仕事をしていた彼は、出発前に魅了された彼女のことが忘れられず、まるで初恋のような想いで彼女にメールを打とうとする。
 ほんの数分ではあったが、彼女の優しさに触れた。列車内には乗客の国籍も多種で満員となっていて、狭い通路も軍人たちが無造作に歩き回っているのだ。そんな殺伐とした雰囲気の中でも彼は純粋になってゆく。そして、通路には赤子にミルクを与えようとしている若い婦人。軍人が通りかかったとき、ぶつかってミルクをこぼしてしまうのだった・・・
2)アッバス・キアロスタミ監督
 傲慢な態度の将軍未亡人。息子かと思われた男が付き添っていたのだが、彼フィリッポは兵役義務の一環としてお供していただけだった。指定席を買ったわけでもないのに、堂々と席に座る未亡人。やがてその席に座るべき人がやってきても席を譲ろうとしない・・・大阪のおばちゃん以上の存在だ。
3)ケン・ローチ監督
 チャンピオンリーグの試合を観るためにスコットランドからやってきたスーパーで働く3人。ベッカムのユニフォームを着た少年と仲良くなり、彼の家族にもサンドイッチをあげたりして仲良くなったのだが、車掌が検札に来ると1人のチケットが見当たらない・・・もしかすると、あの難民家族が怪しいんじゃないかということになり・・・
 セルティックFCのユニフォームを着たおとぼけ3人組。ナンパにも失敗し、今夜泊まるところがないという事態に陥ってしまう。しかも無駄遣いしたおかげで、無くしたチケットの罰金を払うことさえできないのである。難民家族の母親から辛い事情を聞いたけど、信用できないと意固地になる青年もいる。ローマに着くまでに解決できるのか・・・
 1話と3話がとてもいい。多分、どの登場人物も滅多に列車に乗ることはないと思われる。不安だったり、はしゃいでいたり、出会いを求めていたり。そんな特殊な状況の中で、人間、こうも純粋になれるものなのか。小さな事件ではあるけれど、ちょっとした勇気を与えてくれる温かい物語。しかも撮影が絶妙であり、単純にハンディカメラを回しているだけではないことも窺える。列車の乗客も全員が優れた役者なんじゃないかと思わせるほどで、小さな作品であるが力強い作品でもありました。
(2007.1)

アズ−ルとアスマール 2006 フランス
三鷹の森ジブリ博物館
AZUR ET ASMAR
ストーリー  アラビア人の乳母ジェナヌの子守歌で、まるで兄弟のように育った青い瞳のアズールと黒い瞳のアスマール。大きくなって乳母の歌っていた子守歌の国を訪ねるため、アズールは、遠く海を渡る。しかし、この国の人たちはみんなが黒い瞳で、アズールの青い瞳は、不吉の“呪われた目”だった・・・
監督 ミッシェル・オスロ
出演 浅野雅博 森岡弘一郎 香川照之
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  美しい色彩だ。でも立体感がない。
 『キリクと魔女』でフランスアニメ界で成功したミッシェル・オスロ監督の作品。アニメの動きは影絵のパターンで、その上に今までに見たこともないようなカラーで着色。セルに直接彩色していた頃は80色程度で、コンピュータ化した現在では1600万色が可能となっているらしいのですが、その多様な彩色をフルに活用しているといった感じです。しかも面白いことに、人物などは3DCGなのに、衣服が単一色で平坦なイメージ。さらに背景は華麗なアラベスク模様。顔だけは立体感があるという不思議な映像です。
 舞台となるのはヨーロッパのある金持ちの家。アラビア人の乳母ジェナヌによって育てられた青い眼のアズールと実子である黒い瞳のアスマール。仲のよい兄弟のように育つが、ある時期にジェナヌ母子は故郷へ帰る。大人になったアズールは、幼い頃聴いた乳母の子守唄を頼りに“ジンの妖精”を求めて海を渡り、そこがイスラムの地であり、ジェナヌとアスマールは大富豪となっていた・・・というもの。
 ヨーロッパとイスラム世界との文化の違い、そして眼の色が違うことで迫害されるという人種問題が描かれていました。異文化社会に適応するため盲目のフリをするアズールや、アラビア語には一切字幕がないことで、主人公の置かれた異郷の地での感覚が伝わってきます。また、ヨーロッパの封建社会と能力があれば富豪にもなれるイスラムの自由社会との対比、封建的な偏見や迷信的な偏見の対比など、二つの世界の違いも面白い。
 物語は妖精を助けて結婚するという冒険ファンタジー。話は単調だけども、絵が綺麗なのでうっとりしてしまうほど。終盤になっていきなり笑わせてくれるところも印象に残りました。
(2007.10)






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