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駅 STATION 1981 日本
東宝
ストーリー オリンピックの射撃選手の刑事の物語。
監督 降旗康男
出演 高倉健 倍賞千恵子 いしだあゆみ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★
コメント  有名俳優をぜいたくに使った映画。高倉健と倍賞千恵子のコンビには山田洋次監督がよく似合う。この2人を使えば売れると睨んだための起用だったのか?

1981年日本アカデミー賞主演男優賞、脚本賞(倉本聰)
(2004.1)

駅馬車 1939 アメリカ
松竹映配
STAGECOACH
ストーリー  様々な人間を乗せた駅馬車のなかでの人間模様、アパッチの襲撃、ジョン・ウェインの復讐劇を織り込んだ西部劇。
監督 ジョン・フォード
出演 ジョン・ウェイン トーマス・ミッチェル クレア・トレヴァー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★ ★★★ ★★★★ ★★★
コメント  やはりアパッチの襲撃なんてオマケだ。インディアンが悪者だということを疑わない子供の頃に観た時は普通に感動できた映画だったが、ここまで一方的に恐ろしい存在だと思わせる映画だと、ちょっと引いてしまう。ただ、冷静になって見れば、当時の撮影技術としては素晴らしいものがあることは間違いない。さりげない俳優陣の演技には思わずのめり込む魅力があり、酔いどれ医師のミッチェルは名演技だ。

1939年アカデミー賞助演男優賞、作曲編曲賞
同作品賞、監督賞、撮影賞、室内装置賞、編集賞ノミネート
(2004.2)

エクスタシー 2005 アメリカ
劇場未公開
LONDON
ストーリー  酒とドラッグに溺れていた男シドが知り合った売人とともに元カノのロンドン(ビール)の送別会パーティに参加。
監督 ハンター・リチャーズ
出演 ジェシカ・ビール ジェイソン・ステイサム クリス・エヴァンス
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★ ★★★ ★★
コメント  仏像があちこちに置かれているマンション。トイレで男同士のエロ会話。17歳のマヤという女が入ってきていきなり小便を・・・「可愛いな、やりたいぜ」と言うベイトマン(ステイサム)。そのうちマロリーというバーの女もやってきて、シドが自殺未遂したとかの噂があったと教えてくれる。
 トイレの話ばかりで、回想シーンでちょっとだけエロ。エクスタシーなんて放題はデタラメだ。それよりも顔にこだわる男の会話が面白く、特にベイトマンが離婚した理由を濃く這うするところなんて迫真の演技「俺はインポなんだ!悪いか!」
 未練たらしいクリス・エヴァンス。パーティには招待もされてなかったのだ。ちょっとした乱闘の後、よりを戻す二人・・・普通ならストーカー扱いされそうなのに、なんてつまらない展開なんだ。これも男の妄想・願望か?まぁ、結局ロンドンは旅立つんだけど・・・
(2007.3)

エクスマキナ 2007 日本
東映
APPLESEED SAGA: EX MACHINA
ストーリー  西暦2138年、中立都市オリュンポスではテロが連続していた。ES・W・A・Tの作戦行動中、デュナンの恋人であるブリアレオスが負傷し、新たなパートナー・テレウスを紹介されたのだが・・・
監督 荒牧伸志 原作:士郎正宗
出演 小林愛 山寺宏一 岸祐二
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★★ ★★★ ★★★
コメント  ジョン・ウーといえば白い鳩・・・
 前作『アップルシード』よりもはっきりと映像表現は進化を遂げ、リアルな背景の中に溶け込んでしまうような錯覚にも陥ってしまう。モーション・キャプチャーやフェイシャル・キャプチャーを使った3D・CG。どこがどう発展したのかもわからないくらいに発展し、HDアニメーションなどとも名付けてしまってる。また、レザーの衣装なども凹凸がくっきりと浮き出ていて、そこに注目してしまうと表情を注視するのを忘れてしまうくらい。その衣装の担当にミウッチャ・プラダを起用しているという事実にも驚いてしまいます。
 映像はとにかく凄い!しかし、ストーリーは、前作が人類(人間とバイオロイド)の未来を決定する生殖機能がテーマとなっているのに比べ、今作では対テロというありふれたSFアクションに留まっていることが惜しまれる。それも“復讐の連鎖”を想起させるような人間同士のいがみ合いではない。敵キャラの目的も強く感じられないほどテーマとしては薄く、感慨もない。あるとすればサブストーリー的な永遠の愛といったものだけか・・・
 人間とバイオロイド(個人ののDNAによって作られたクローン)の割合が半々。そして生殖機能を持たなかったバイオロイドがその機能を復活させるという前作の趣旨はどこかへ飛んでいってしまい、新たにサイボーグ化された人間の存在価値もクロースアップされてきます。アイアコスはヴィン・ディーゼルをモデルにしたんじゃないかとも疑ってしまうし・・・ちょっと悲しい存在でした。
 重要なアイテムとして“コネクサス”というモノが登場していて、未来のインターネットもこう変わるのかとウキウキ気分にさせてくれます。さらに通信網の統一化とか、いくら平和な中立国といえども、そこまでしていいのか?などと考えさせられるところもある。また、オリュンポスのような平和な国であっても軍隊は必要なのか?などと、小ネタで平和を考えさせるところもありました。深読みするとネット社会の危険性についてとか・・・
 ヒトミの髪型も変化していて萌えキャラとなっていたし、今後はヨシツネとのラブストーリーも展開するのでしょうか。それにしてもブリアレオスは何度も命の危機に晒されてますね〜。機械になってしまってもデュナンの愛は変わらないという、毎回それをメインにされると飽きてしまうぞ!それよりも、中心人物がずいぶんとバイオロイドになってきていて、人間がそのうちデュナンだけになるんじゃないかと思うと・・・
(2007.10)

エクソシスト 1973 アメリカ
WB
THE EXORCIST
ストーリー  イラク北部の遺跡発掘で悪魔の人形を見つけた。アメリカではリーガンという少女に悪魔が憑りついた。
監督 ウィリアム・フリードキン
出演 エレン・バースティン マックス・フォン・シド ジェイソン・ミラー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★ ★★★★★ ★★★★ ★★★★★
コメント  中学生時代に劇場で。ゴシップ記事によるとリーガン役のリンダ・ブレアは撮影当時13歳だったが、初体験を済ませていたというのがショッキングだった。その3年後には子供を産んでしまったのだから、アメリカってすごい国だと思っていた。改めて鑑賞すると、声変わりもしていない全くの子供だ。設定では12歳の小学生ですもん。
 冒頭の中東発掘現場の映像や、ワシントンでの悪魔目線のようなカメラワーク。かなり不気味な演出となり、特定の人間に感情移入を許されないかのような挑戦だったのかもしれない。母が病気であり、死に目にも会えなかったデミアン・カラス神父の信仰に対する苦悩。しかも彼は精神科医でもあった。そして、殺人課刑事と彼の映画談義はホラー映画の中のオアシスであるかのように面白い場面だ。リーガンの母親は映画女優。サインをもらうシーンも笑った。
 ラテン語も話すし、逆回転の英語も話す悪魔バズズ。その言葉の中にメリンという名前が登場し、助けを借りることに・・・『エクソシスト・ビギニング』に通ずる“アフリカで死にかけた”というエピソードも紹介される。悪魔映像としては、首が真後ろを向くシーン、緑の液体を吐くシーンなど、ディレクターズカット版ではスパイダーウォークがプラスされてるという噂。
 結局、悪魔は嘘吐きで、人間の弱みに付け入ってくるという教訓めいた話なのかもしれない。

1973年アカデミー賞脚色賞、音響賞
同作品賞、主演女優賞、助演男優賞、助演女優賞(リンダ・ブレア)、監督賞、撮影賞、美術監督・装置賞、編集賞ノミネート
1974年ゴールデングローブ賞作品賞、助演女優賞、監督賞、脚本賞
(2005.8)

エクソシスト2 1977 アメリカ
WB
EXORCIST II: THE HERETIC
ストーリー  ラモント神父はイエズス会から派遣されメリン神父の事件を調査すると、リーガンの体にまだ悪魔が棲みついていることを知る。
監督 ジョン・ブアマン
出演 リチャード・バートン リンダ・ブレア ルイーズ・フレッチャー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★ ★★★ ★★★★ ★★ ★★★
コメント  心理療法を受けているリーガン。メリン神父の真の死因を調査するという内容は、前作で彼が死ぬシーンが描かれてなかったのでピッタリだったのかもしれない。
 これも映画館で観たのだが、印象に残ってるのはリーガンが医師の心臓を掴むシーンと足に釘が刺さるシーン、そしてイナゴの大量発生のシーンだけだ。
 脳波を同期させて悪夢を探る実験。
(2005.8)

エクソシスト ビギニング 2004 アメリカ
ギャガ=ヒューマックス
EXORCIST: THE BEGINNING
ストーリー  ランカスター・メリン神父はナチスの残忍な行いを目の当たりにしたため神の道を捨て、考古学者となった。1949年、ケニアで1500年前の教会の発掘作業に加わり、奇妙な話を聞かされる・・・
監督 レニー・ハーリン
出演 ステラン・スカルスガルド イザベラ・スコルプコ ジェームズ・ダーシー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★ ★★★★
コメント  第1作を観てから30年が過ぎた。
 リンダ・ブレアの首が1回転したり、緑色の液体を吐き出したりするシーンは今でも覚えているのだが、メリン神父に関しては覚えていない。この映画はその彼が初めてエクソシストとなるエピソードであり、暗く悲しい過去を暴いていくストーリー展開なのだ。1のように観客を怯えさせるような映像ではなく、2のようにアフリカにおける悪魔の抽象的なプロット作りが近いのかもしれない。と、ほとんど記憶がないのに書いてもよいのだろうか・・・2における発掘場面やイナゴの来襲のようなそんなイメージがあるのです。
 悪魔が憑りついた!とかいう怖さはそれほど無く、それよりもメリン神父のトラウマとなったナチスの残忍さの方がよっぽど怖く描かれている。キリスト教のとらえ方も面白い。ローマ帝国時代や20世紀のイギリスによる侵略・植民地化と布教が同レベルの扱いがなされていて、帝国主義批判の側面も見せているのだ。イギリス軍とケニア人のケンカ(戦争?)は圧巻で、虚しさだけが残る作り方は、まさしく反戦映画を感じさせるものがあった。
 「神はいないぜ!今日は」という台詞が最期まで響く。悪魔だけがいるんだなと虚しくなってくるのだが、現代社会にもこの言葉を投げかけて、真に悪い奴は誰なんだというテーマを残してくれた。
 
2004年ラジー賞リメイク賞ノミネート
(2004.10)

エグゼクティブ・デシジョン 1996 アメリカ
WB
EXECUTIVE DECISION
ストーリー  アテネ発ワシントン往きの旅客機がテロリストによってハイジャックされた。機内にDZ5という盗まれた毒ガスを持ちこんでいる可能性があり、アメリカに到着すれば安上がりの核兵器を放つようなものだという。国防省は特殊部隊を機にドッキングさせ潜入する作戦を取るが・・・
監督 スチュアート・ベアード
出演 カート・ラッセル スティーヴン・セガール ハル・ベリー
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★★ ★★★★ ★★★★ ★★★★
コメント  旅客機のパイロットは密着してくる特殊機のことなど知らずに、上昇を続ける。あっという間にハッチを閉じなければならず、計画な難航する。また、乗りこむときに大怪我をしたジョー・モートンが唯一の爆弾処理のプロ。彼が気絶したため、完璧な処理ができなくなり、一方、国防省はF14戦闘機に旅客機撃墜命令を下す。
 テロリストたちは爆発物のことを知らず、スリーパーが一人潜んでいることが話をややこしくしていた。リモートコントロールによって、通常の起爆とは別操作で大爆発を引き起こすのだ。このややこしさのためにかなり緊迫したやりとりが続く。機内に穴を開けたり、最終的にはパイロットを殺してしまったりして、ラストは『乱気流』みたいな展開になってしまう(乱気流が次の年の公開)。
 しかしまぁ、助演男優にセガールと名前があるが、最初のほうで墜落してしまう・・・なんてことだ。カート・ラッセル、ジョン・レグイザモ、ハル・ベリーのための映画だったんだな。
 ジャンボの操縦なんてチョロいな。

1996年ラジー賞助演男優賞(セガール)ノミネート
(2005.8)

エコール 2004 ベルギー/フランス
キネティック
INNOCENCE
ストーリー  外の世界から隔離された森に5つの寮。そこへ棺桶に入れられたイリスが運ばれてきた。謎めいた女子学校で彼女たちは水浴びし、勉強し、バレエのレッスンを受けるのだった・・・
監督 ルシール・アザリロヴィック
出演 ゾエ・オークレール ベランジェール・オーブルージェ リア・ブライダロリ
音楽 ストーリー 映像・演出 俳優 総合評
★★★ ★★ ★★★★ ★★★ ★★★
コメント  イリスは覚醒した・・・
 秘密の地下通路を通って棺桶が運ばれてくるのです。その中には眠った6歳くらいの少女イリスがいた。もしや邪神?などと考えてはいけません。彼女たちは皆純粋無垢な少女なのです。新入生が入ってきたので、リボンの色はそれぞれ昇格。年長者(12歳くらい)が紫のリボンをつけ、新入りは赤色のリボンだ。森に囲まれた学校と5つの寮。一体ここはどこなのか?育てて芸者にする置屋?、『ソルジャー』とか『あずみ』とか『レディー・ウェポン』のように女ファイターを育て上げる地下組織?、それともオペラ座のエトワール養成秘密組織か?などと観客はこの謎の設定に魅了される。
 日本人がこんな作品を作ろうものなら、たちまちロリコン性犯罪者としてブラックリストに載ってしまうのではないでしょうか。何しろ幼女、少女、熟女と揃ってますし、終始耽美的な世界観と萌え系コケティッシュによって、ぐいぐい映像に引き込まれるんですから。さすがに水浴びシーンでは子供ばかりだったのでホッとしましたが、年長者のビアンカちゃん(ベランジェール・オブルージェ)のヌードは危険です。DVDが出る頃には闇で取り引きされそうな予感さえします。
 映像は独特すぎるし、争いごとなどほとんどない純粋な登場人物。外の世界を体験したいと言って脱走する子もいましたけど、従順さとか服従することの美徳を教える学校ですから、少女たちは皆不思議な学校に慣れてしまいます。
 外界とは高い塀で遮断されているのですが、なんとなく『ヴィレッジ』をも思い起こさせる。そのため、ひょっとするとラストには仰天するほどのどんでん返しが用意されているのではとドキドキしてしまうのです。しかし、その期待は裏切られ、水に絡めたバブル映像だけでごまかされてしまう。それに、バレエにしても小学生のお遊戯程度だったし、印象に残るほどの特記すべき映像がありません。1人くらいエロオヤジがステージに乱入すれば面白かったのに・・・
(2007.1)







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