あゝ結婚 | 1964 イタリア ヘラルド MATRIMONIO ALL'ITALIANA |
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ストーリー | 戦時中、娼館で出会ったフィロメーナを引き取って、彼女の演技にだまされついに結婚したドメニコ。 | |||
監督 | ヴィットリオ・デ・シーカ | |||
出演 | ソフィア・ローレン | マルチェロ・マストロヤンニ | アルド・プリージ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | 途中までは面白くなったのに、息子が3人いることがわかってから面白くなった。しかし、結婚して20年も経つのに息子がいたことをわからないなんて、どうかしてる・・・(笑) 1964年アカデミー賞主演女優賞ノミネート 1965年アカデミー賞外国語映画賞ノミネート 1964年ゴールデングローブ賞外国語映画賞 (2004.12)
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アイ・スパイ | 2002 アメリカ SPE I SPY |
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ストーリー | 特別捜査官アレックスは盗まれた最新ステルス機を追うために、ブタペストでタイトル戦を行うボクサーのケリーとともにパーティに潜入する命を受ける。 | |||
監督 | ベティ・トーマス | |||
出演 | エディ・マーフィ | オーウェン・ウィルソン | ファムケ・ヤンセン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | みんなの憧れのスパイ、カルロスってスティーヴン・セガールに似てた。それともピアース・ブロムナンに似せていたのかな・・・ パーティに潜入、逃走劇、メインであるはずのスパイ活劇が面白くない。これは『ジョニーイングリッシュ』にも言えるかもしれない。もっと笑わせる努力をしなきゃダメですよね。 2002年ラジー賞スクリーンカップル賞、リメイク賞ノミネート (2005.4)
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愛と青春の旅立ち | 1982 アメリカ Par=CIC AN OFFICER AND A GENTLEMAN |
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ストーリー | シアトル。元兵士のだらしない父と二人暮しのザックは海軍士官学校に入る。そして町工場で働くポーラと恋に落ちる。 | |||
監督 | テイラー・ハックフォード | |||
出演 | リチャード・ギア | デブラ・ウィンガー | ルイス・ゴセット・Jr | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★ | ★★ | ★ | ★ |
コメント | 教官から“マヨネーズ”と呼ばれるリチャード・ギアが微笑ましい。 楽しそうに女子供の頭上にナパーム弾を落とす会話からわかるように、ここの兵隊は戦争を屁とも思っちゃいない。パイロットを目指す者ばかりだし、黒人も少なく、目的意識も薄いし、結局は軍隊の宣伝映画に他ならない。アカデミー賞等いくつも賞を取ってはいるが、米ソ冷戦時代の産物で、ナショナリズム高揚の意味しかない。町の青年たちが「戦争屋!」と言ってケンカになってしまうが、彼らに同情してしまったら、もうこの映画を最後まで観るのが苦痛となってしまうのだ。 B級学園ラブストーリーを軍隊に移しただけの映画だし・・・訓練のシーンで言えば、『ポリス・アカデミー』のほうがいいぞ。 1982年アカデミー賞助演男優賞、歌曲賞 同主演女優賞、脚本賞、作曲賞、編集賞ノミネート その他 (2005.2)
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愛に気づけば… | 1994 アメリカ ブエナ ANGIE |
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ストーリー | ブルックリンの少女時代からティナ(アイダ・タトゥーロ)と仲良しのイタリア系のアンジー。ヴィニーと付き合っていたが、妊娠した。継母との確執もあり、ヴィニーとの仲も悪くなり、結婚せずに生む考えが・・・ | |||
監督 | マーサ・クーリッジ | |||
出演 | ジーナ・デイヴィス | スティーヴン・レイ | ジェームズ・ガンドルフィーニ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 「いきんでウンチした」って・・・よくあること?アイダ・タトゥーロって面白いぞ。 美術館で知り合った男と浮気に走った原因、結婚中に浮気して後妻にしたという継母を持つ親への反発か、自分も経験したくなったのか・・・途中まではヴィニーが可哀想だった。 生まれた子どもは腕の骨が1本無かった。そして母乳を飲ませるのに苦労し、継母が自分の母乳を飲ませている現場を目撃。男とも別れ、失意のどん底へ・・・そのまま家を出て、生みの親のいるテキサスに向かって・・・途中までは面白くない映画だと思ったのに、子どもが生まれてからはかなり引き込まれました。でも、やっぱり男の目から見ると、ヴィニーとすぐに結婚しなかったのは許せないかも。 子どもへの愛、母親の愛にはようやく気づくが、男への愛が足りないという蟷螂のような女の映画か?シャツに母乳が漏れて・・・という絵がよかったので2点。 (2005.4)
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愛の神、エロス | 2004 アメリカ/イタリア/フランス/中国 東芝エンタテイメント EROS |
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ストーリー | カンヌを征した3人の監督が織り成すエロスをテーマにした。 | |||
監督 | ウォン・カーウァイ スティーヴン・ソダーバーグ ミケランジェロ・アントニオーニ | |||
出演 | コン・リー | チャン・チェン | アラン・アーキン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | 抱き合わせ販売反対!と叫びたくなるほどウォン・カーウァイ監督の作品が光っていました。 テーマはエロス。重く切ない純愛から始まり、コメディとも思えるエピソードを挟み、美しい風景中心の映画で終わる。別の見方をすれば、SM、覗き、不倫といったテーマでもあるかと思う。こうしたオムニバス映画は一貫したテーマであるにもかかわらず、出来・不出来がはっきりとしてしまいます。最も良かったのはウォン・カーウァイ監督の「エロスの純愛〜若き仕立て屋の恋(HAND)」でした。『2046』ではつい酷評してしまったウォン・カーウァイ監督ですけど、このくらいの長さの映画だと素晴らしく思えてしまいます。 60年代の香港。複数のパトロンに囲われ、優雅な暮らしをする高級娼婦ホア(コン・リー)。若き仕立て屋チャン(チャン・チェン)は彼女にギリギリのセクシャル・タッチによる手ほどきを受け腕を上げていくのであるが、いつも壁越しの喘ぎ声を聞かされ女王と家来のような関係を続ける。決してセックスには至らない生殺し的な愛。純愛というにはあまりにも切ないチャンの恋心と、女王の地位から没落してしまう悲しき女の性とが結ばれるはずが、肺病のため・・・。計算されつくしたかのようなカメラアングルとチャンの心の描写。映像、ストーリーともにシンプルな構図の中に、これほどまでに圧倒する熱き想いを感じさせる監督・役者の力量に打ちのめされました。しかも、脱いでないのですよ!(期待してたけど・・・) ソダーバーグとアントニオーニの作品は、すでに印象に残っていません・・・ (2005.7)
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愛は霧のかなたに | 1988 アメリカ WB GORILLAS IN THE MIST: THE STORY OF DIAN FOSSEY |
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ストーリー | アフリカ奥地にてゴリラの保護のために半生を捧げたダイアン・フォッシーの物語。1966年、リーキー博士の助手となりアフリカへ向かったフォッシー。やがて独自の行動をとり・・・ | |||
監督 | マイケル・アプテッド | |||
出演 | シガニー・ウィーバー | ブライアン・ブラウン | ジュリー・ハリス | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
コメント | シャラーの本だけを頼りに、博士と連絡をとりながら調査するフォッシー。フォッシーは絶滅の危機にあるマウンテン・ゴリラの生態もほとんどわからないし、密猟者の存在も知らなかった。ましてや内戦の続く不安定な国であることも忘れがちになって、コンゴから追放処分、ガイドのセンバガーレとも別れてしまう。一旦は諦めかけた彼女だが、ルワンダ側からコンゴ国境に向かう。 バトワ族だって生活がある。政府だって外貨が欲しい。様々な問題も絡んできて、1973年のワシントン条約締結までは悲しい思いをしなければならなかった。 終盤、ゴリラを殺されすぎて、あたかも魔女のような異常な行動までとることになったフォッシーだが、下界から離れているとこうなってしまうのかもしれませんね。「頭を取るなんて酷い」と頼れるセンバガーレに泣きじゃくるシーンは泣けます。結局、自殺(?)してしまうフォッシーだけど、彼女が残した功績は大きかった。 1988年アカデミー賞主演女優賞、脚色賞、作曲賞、編集賞、録音賞ノミネート 1988年ゴールデングローブ賞女優賞、音楽賞 (2005.6)
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アイランド | 2005 アメリカ ワーナー THE ISLAND |
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ストーリー | 安全なコミュニティで暮らすリンカーン。人々は地上最後の楽園といわれるアイランドへ行くことを夢見ている。しかし、外が汚染されていることに疑問を抱いた彼は自分が臓器提供目的で作られたクローンであることを知り、抽選に当たったジョーダンとともに脱走する・・・ | |||
監督 | マイケル・ベイ | |||
出演 | ユアン・マクレガー | スカーレット・ヨハンソン | ジャイモン・フンスー | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★ |
コメント | 今年は、車の横っ腹にぶつけられる映画が多くないですか? 今回もやられちゃいました。過去に車の横にぶつけられたことのある人にとっては、一瞬のうちに記憶が甦ってくるのです。『ボーン・スプレマシー』『フォーガットン』『ダニー・ザ・ドッグ』、そしてこの『アイランド』。ぶつけられると、痛いだけじゃなくて、ドアを交換しなくてはならないのです。そして、ドアを交換するとなったら、鍵穴が違うので別の鍵で開けなければいけなくなるのです!もしそうなったら、痛くもない肩を痛そうに押さえて人身事故扱いにしたほうが得策です。保険では別鍵の不便さまでみてくれませんから・・・(と、映画鑑賞中にそこまで考えてしまうんだから・・・泣)。 予告編やあらすじを見ると、ほとんどネタバレ状態のこの映画。それでも、146分もあるんだから衝撃的な展開や面白いひねりがあるのではないかと期待する。しかし、衝撃的な展開といえば、実は「SFのプロットをちょいと拝借しただけのアクション映画だった」ことが気づいたことでしょう。カーアクションは天下一品。しかし、いつもやりすぎ感が残るマイケル・ベイ監督なのです。鑑賞中も、「あまりやりすぎると、またラジー監督にノミネートされちゃうよ・・・」と今回も心配してしまいました。 クローン人間のストーリーでは、手塚治虫著の漫画『火の鳥 生命編』が最も好きだ。最もつまらないのは、ジョン・フランケンハイマー監督の『D.N.A』であろう。そして、マイケル・ベイといえば、このフランケンハイマーの息子なのだそうだ。もしかして、悪しきラジーなDNAを優性保護法(?)によって彼が受け継いでいたとしたら・・・ そんなことより、この映画ではキャスティングがいいですね。ユアン・マクレガー、スカーレット・ヨハンソン、ジャイモン・フンスー、スティーヴ・ブシェミ、ショーン・ビーン、マイケル・クラーク・ダンカン。さて、仲間はずれはだ〜れだ?実はショーン・ビーンだけがゴールデン・グローブ賞にノミネートされていない。そして、アカデミー賞、GG賞ともに誰も受賞していないということがわかりました。今回、まともな感想文になってないですね・・・(いつもか?)。 (2005.7)
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アイリス | 2001 イギリス/アメリカ 松竹 IRIS |
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ストーリー | 1950年代、オックスフォード。アイリスとジョンは恋人同士。内気で目立たないジョンであったが、アイリスは男友達がいっぱいいて、嫉妬ばかりしていたが、遂に結婚した。 | |||
監督 | リチャード・エアー | |||
出演 | ジュディ・デンチ | ジム・ブロードベント | ケイト・ウィンスレット | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★ | ★★★★★ | ★★★ |
コメント | 自由と幸福がテーマが持ち味のアイリス。小説、随筆などイギリス文芸界で最高のレディとされてきた。やがて、アルツハイマー病が彼女を蝕んで、夫ジョンは静かに見守り愛し続ける。『きみに読む物語』を見たあとでは、純愛を感じられない夫婦ではあるが、老いてようやく「君を独り占めできた」と語るジョンに哀愁を感じてしまう。 アイリスにとってみればジョンは最良の伴侶であると感じるが、ジョンにとってみれば、寝言で他の男の名前が出る辛さがある。肉体は他の男に取られても精神は一つ・・・と考えてもみたが、アルツハイマーにかかると記憶は新しいことから消えてゆく。こんな悲しい話があろうか。夫婦でありながら、アイリスには過去の男の記憶が強烈に甦るはずである。 セックスに関する自由が、老後になってから災いとなる不幸を思うと、結婚前に何人の男と付き合ったのかが重要なことにも思えてくる・・・何も感動できない不思議な映画だった。ケイト・ウィンスレットのヌードを見れただけ良かった。ちょっと太っていたけど・・・ 2001年アカデミー賞助演男優賞(ブロードベント) 同主演女優賞、助演女優賞ノミネート その他いっぱい (2005.4)
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アウトランド | 1981 アメリカ WB OUTLAND |
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ストーリー | 木星の衛星イオ。チタンの採掘で巨大企業が入植している。変質者の事件を調査するうち麻薬組織の存在を知る保安官。 | |||
監督 | ピーター・ハイアムズ | |||
出演 | ショーン・コネリー | ピーター・ボイル | フランシス・スターンハーゲン | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★ |
コメント | やはり『エイリアン』のヒットのおかげでこうした美術セットや静かな雰囲気が好まれるようになったのでしょう。ショーン・コネリーが妻に逃げられて、息子との愛情を確認する一方、麻薬組織との対決を優先してしまう心の葛藤。無能な保安官だと罵られつつも、正義感と職業意識が勝ってしまう。しかし、全体的につまらない・・・ショーン・コネリーが好きかどうかで評価が分かれそうです。 ラストの映像は綺麗で迫力がある。劇場鑑賞だったら、もっと点数が上がりそうだ。「君と一緒に一年間眠りたい」なんてシャレた台詞ですね〜 1981年アカデミー賞音響賞ノミネート (2005.7)
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アウトロー | 1976 アメリカ WB THE OUTLAW JOSEY WALES |
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ストーリー | 南北戦争末期、農夫のジョゼイ・ウェルズは突如北軍の末端“赤足隊”に襲われ息子を殺される。復讐のため南軍レジスタンスに加わるが、フレッチャーの裏切りにより残党は悉く虐殺される。。。 | |||
監督 | クリント・イーストウッド | |||
出演 | クリント・イーストウッド | ジョン・ヴァーノン | ソンドラ・ロック | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ジャコウネズミとビーバーって価値があったのだろうか?時折笑わせてくれるのはいいけど、まだマカロニ・ウエスタンから抜けきれないのか暗さがいっぱい。 途中から早撃ちだってことがわかってくるが、農夫だったのだから銃の訓練シーンをもっと取り入れるとかしないと、イーストウッドだから早撃ちなんだという先入観に頼ってしまう。もっともアメリカ建国200年記念の大作だったので、お祭り的な歴史映画だと捉えれば何の文句も出てこない。 唾を要所要所で吐くのが印象的。 1976年アカデミー賞作曲賞ノミネート (2004.12)
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青い珊瑚礁 | 1980 アメリカ COL THE BLUE LAGOON |
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ストーリー | 南太平洋で船が遭難し、幼いリチャードとエメラインは料理人バディとともに孤島に辿りつく。やがてバディは死に、二人は恋に落ちる。 | |||
監督 | ランダル・クレイザー | |||
出演 | ブルック・シールズ | クリストファー・アトキンズ | ウィリアム・ダニエルズ | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★ | ★★★ |
コメント | ブルック・シールズといえば、ロリコンブームの火付け役となった女優だ。『プリティ・ベビー』では幼すぎだったが、この映画でロリコンたちは満足したに違いない。当時はブルック・シールズ派とナスターシャ・キンスキー派に分かれていたようだが、どちらにも参戦できなかった。 南の島に行きたい!と夢を持ったのもこの映画からかもしれない。そのくらい魅力的な映像でした。 1980年アカデミー賞撮影賞ノミネート 1980年ラジー賞主演女優賞 (2005.5)
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青い山脈 | 1963 日本 日活 |
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ストーリー | 寺沢新子がいたずらのラブレターをもらったことから、貞淑女子高内における恋愛観や教育問題にまで議論が発展する青春物語。 | |||
監督 | 西河克巳 | |||
出演 | 吉永小百合 | 浜田光夫 | 高橋英樹 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 当時の青春モノの代表格なのでしょう。戦後10数年経って高度成長期を迎え、高校生の価値観がよくわかる映画。“恋しい”を“変しい”と間違えるというところはあまりにも有名で、その個所が出てきただけでうれしくなってしまった。この終盤のPTAの会議も面白く、教育勅語の時代に戻ろうとする古い考えや真の民主主義が何かを問うような内容になっているところもよく出来ていた。 島崎先生(芦川いづみ)と沼田医師(二谷英明)のコンビも若くて清々しい雰囲気でした。 (2005.1)
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青い山脈 −新子の巻- | 1949 日本 東宝 藤本プロ |
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ストーリー | 寺沢新子(杉)が卵を売る・・・ | |||
監督 | 今井正 | |||
出演 | 原節子 | 池部良 | 杉葉子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★★ |
コメント | ようやく今井正版を見ることができた。女優陣が皆綺麗で色っぽい。 戦争直後だと感じられる台詞がいっぱい。民主主義が何たるかもわかってない時代だけに、戦争がもたらした開放感さえ感じられるのだ。島崎(原)が俗物的な町医者沼田(龍崎一郎))の発言に対して平手打ちをするところ、新子や下級生の和子(若山セツ子)の男に対する心理というのも手に取るようにわかる内容。芸者の駒子だって艶めかしくてたまらない。理事長もしてる町の実力者に弄ばれて妊娠だなんて、かなりシリアスなのだ。 続編があるけど、この映画そのものでは完結してないので、前後編のような扱い。理事会の前に対決姿勢をとる両者の作戦会議が対照的で、沼田が夜道で襲われるところでプツリと終わっている。 余分と思える箇所も全て伏線となっているくらい丁寧な作り。どうしてリメイクがダメなのか、このオリジナルを見てよくわかった。 (2008.6)
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続青い山脈 | 1949 日本 東宝 藤本プロ |
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ストーリー | 『新子の巻』の後編 | |||
監督 | 今井正 | |||
出演 | 原節子 | 池部良 | 杉葉子 | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★★ | ★★★ | ★★★★ | ★★★★ | ★★★★ |
コメント | 前半は理事会がメインだけど、もしかするとこの場面はリメイクのほうが優れてるかもしれない。それほど盛り上がらないんです。それよりも六ちゃん(池辺)と新子が海水浴を楽しんでいるところへ3人の暴漢が登場するシーンがメインであるような気もする。 最後は沼田医師が島崎先生にプロポーズ。生徒たちの前での告白だったというのが新しいのかなぁ。やっぱり理事会での盛り上がりがメインになってないのが失速感。前後編と合わせたらいいのかな。 (2008.6)
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青い誘惑 | 1984 アメリカ 東映クラッシック WET GOLD |
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ストーリー | サンプソンじいさん教えられた海底に眠る沈没船サンタクルス号のお宝を求めて、貧しいローラ(シールズ)とクリス(バード)はベンを誘って船旅に出る・・・ | |||
監督 | ディック・ローリィ | |||
出演 | ブルック・シールズ | バージェス・メレディス | トム・バード | |
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
★★ | ★★ | ★★★ | ★★ | ★★ |
コメント | バージェス・メレディスじいさんは『ロッキー』シリーズで老トレーナーのミッキーを演じていた人だ。酒を飲んで自滅するという役柄が最も似合う老人かもしれない。 見事金塊を手に入れ、分配方法や夢について語り、踊りはしゃぐ4人。老人が金の延べ棒を一つ落としてしまったため、誰かが盗ったんじゃないかと皆がそれぞれ疑心暗鬼にかられる。そして銃を持った男の出現。クリスがその男のボートを爆破、とスリリングな展開。 ベンと関係を持ってクリスとの恋人関係を解消したことや、大金を目の前にしても動揺しない彼ら、そして二人の男の葛藤などの心理描写が浅すぎる。元がTVムービーだと思うとこんなものなんでしょうけど・・・プロットを追うだけの映像のようだ。ダイビングの映像も少ないし・・・ スクリューに巻きこまれるシーンが無ければ1点になるところだった。 (2005.5)
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